子供に読ませたい本 ~読書のすすめ~ 5歳・6歳

5.6歳児おすすめ本
本を選んだ基準
  1. 年齢にあったストーリー
  2. 想像力と感性を育む
  3. 絵が優しく温かみがある
  4. 言葉の裏側が感じとれる
  5. 現時点で購入可能
5歳から6歳の小人

はじめに


 お父さん、お母さんのおひざから離れ、友だちと一緒にお話しを聞く楽しさを覚え、少しずつ世界が広がってきた子どもたち。この年齢になるとやや長いストーリーも理解できるようになり、成長とともに言葉や絵で描かれている世界を頭の中でイメージし、その想像力もぐーんと豊かになっていきます。 そんな子どもたちに、すこやかに成長するために、出会ってほしい絵本を選んでおすすめいたします。

  • おおきくなる
  • ことばとあそぶ
  • すこやか絵本
  • しりーずをよもう
  • よんではっけん
いいものひろった

いいものひろった

作/なかのひろたか 絵/二俣英五郎 童心社 1990年

 秋。くまさんがりんごの木に背中をごそごそ、こすりつけています。するとりんごが一つ落ちて川へぽちゃん。くまがおいかけていくと、その川を上がってくるサケをみつけて笹に通して帰りました。その途中きつねに出会いました。きつねはくまが知らずに落としていくサケを一匹また一匹と拾いながら後をついていきます。くまにふりむかれたきつねのとった行動とは・・・。”わるがしこい”きつねがとてもおかしく描かれています。
あしなが

あしなが

作/あきやまただし 講談社 1999年

 すらりとした美しい犬”あしなが”は、のら犬たちから嫌われていました。「でっかい家にすんで、すごいごちそうをたべているんだって」「こいぬやこねこをたべちゃうんだって」かっこいいけど最低なやつ。のら犬のケンはみんなのうわさ話をしんじて”あしなが”のことをそうきめつけていました。ところが・・・。
あくび

あくび

作/中川ひろたか 絵/飯野和好 文渓堂 1999年

 読みながら、読み終わったあと、おもわずあくびの連発になってしまうほど迫力があるおはなし。カバも、キリンも、ゾウも・・・みんなあくびがうつって、もう眠くなっちゃう絵本です。
おおきくなるっていうことは

おおきくなるっていうことは

作/中川ひろたか 絵/村上康成 童心社 1999年

 おおきくなるっていうことは、洋服が小さくなるっていうこと。あんまり泣かないっていうこと。小さなひとにやさしくなるってこと・・・。入園、入学、進級に最高の絵本です。
おおきなかぶ ロシア民話

おおきなかぶ ロシア民話

再話/A・トルストイ 絵/佐藤忠良 福音館書店 1972年

 おじいさんが、かぶのたねをまきました。あまくて元気のよいとても大きいかぶができました。おじいさん一人では抜けません。おばあさんをよんでも、孫をよんでも、犬をよんでも、猫をよんでも、まだまだかぶは抜けません。ネズミもよんで力を合わせてかぶを引っぱると・・・。ご存じ、おおきなかぶのお話です。
おかえし

おかえし

作/村山桂子 絵/織茂恭子 福音館書店 1985年

 たむきの親子のおとなりに、きつねの親子が引っ越してきました。きつねは、引越してきたごあいさつにイチゴをあげました。するとたぬきは、そのおかえしにたけのこを持ってきつねの家へやってきました。するときつねは、そのおかえしに花と花びんを。またまた、たぬきはそのおかえしのおかえしにと絵とつぼを。こんなふうに2人は家中のものを、そして最後には・・・。
おじさんのかさ

おじさんのかさ

作/佐野洋子 講談社 1992年

 おじさんは、立派なかさを持っていますがひらいたことがありません。大事なかさがぬれてしまうからです。ある日、公園であった男の子と女の子があいあいがさで歌いながら帰っていくのを見ました。「雨がふったらポンポロロン、雨がふったらピッチャンチャン」その歌がきになったおじさんはとうとう・・・。
お月さまってどんなあじ?

お月さまってどんなあじ?

作/ミヒャエル・グレニエツ 訳/いずみちほこ セーラー出版 1997年

 おつきさまってどんなあじだろう?どうぶつたちが、力をあわせておつきさまへ手をのばします。いったいおつきさまはどんなあじがしたのでしょうか・・・?
おなべおなべにえたかな

おなべおなべにえたかな

作/こいでやすこ 福音館書店 1995年

 キツネの”きっこ”と”イタチ”の”ちい”と”にい”は、おおおばあちゃんのところにたんぽぽをつんで出かけました。おおおばあちゃんはスープをにているところでした。そこへカラスがやってきて「子カラスがのどにほねがささって」とこまったようす。おおおばちゃんは、山のおいしゃさん。さっそく子カラスのところへ出かけました。きっこたちにスープのばんをたのんで・・・。おおおばちゃんがいない間に「おなべおなべにえたかな?」と何度も味見をするうちに、おなべはからっぽになってしまい・・・。
おふろだいすき

おふろだいすき

作/松岡亨子 絵/林明子 福音館書店 1982年

 「めんめいないない」まこちゃんとあひるのぷっかは、おふろが大好きです。いつものように体をごしごし洗っていると、お風呂のそこから大きなかめがぼかっ!次はペンギン、オットセイ、カバが・・・。次から次に動物たちのとうじょうです。シャボン玉あそびをしたり、カバの体を洗ってあげたり、楽しいお風呂です。
きつねのおふろ

きつねのおふろ

作/国松エリカ 偕成社 1995年

 冬を目の前にし、おなかをへらせたきつねは、良いことを思いつきました。それは「おふろや」をひらくことに・・・。森の中の動物たちがあつまってきて一度にたらく食べられるとおもったきつねでしたが・・・。
おやつがほーい どっさりほい

おやつがほーい どっさりほい

作/梅田俊作・佳子 新日本出版社 1982年

 えみちゃんがおやついりのバスケットをもってピクニックにおでかけです。後からはらぺこキツネがついてきて、えみちゃんが作ったおやつの話しをしながらピクニックをします。リズミカルなくり返しと、どろんこおやつを食べたきつねの表情がユーモラスで楽しい作品です。
くまのコールテンくん

くまのコールテンくん

作/ドン・フリーマン 訳/まつおかきょうこ 偕成社 1975年

 かいものに着たリサは、デパートのたなにいるぬいぐるみのくまのコールテンくんを一目で気に入ったのですが、お母さんはお金がないし、ズボンのボタンが取れていると言って買ってくれません。コールテンくんはデパートの中でボタンをさがしまわるのですが・・・。コールテンくんは誰かに買ってもらうことができるのでしょうか?
ぐりとぐらの1ねんかん

ぐりとぐらの1ねんかん

作/中川李枝子 絵/山脇百合子 福音館書店 1997年

 ぐりとぐらに、あたらしい年がやってきました。どんな1年になるのでしょうか?雪の日、晴れの日、雨の日、しゅうかくの日・・・。ぐりとぐらは今年も仲良しです。ぐりとぐらと仲間たちと1年を楽しく過ごしてみませんか。「季節感」を味わえる1冊です。
ぐるんぱのようちえん

ぐるんぱのようちえん

作/西内みなみ 絵/堀内誠一 福音館書店 1997年

 きたなくて、くさいぞうのぐるんぱは、仲間にはたらきにだされました。ビスケットやおさらづくり、くつやピアノ工場どこにいってもうまくいかずしょんぼりしていました。すると、12人の子どもがいるお母さんがぐるんぱに声をかけてきて・・・。
11ぴきのねこ

11ぴきのねこ

作/馬場のぼる こぐま社 1967年

 おなかがいつもペコペコの11ぴきのねこは、ちいさい魚では、まんぞくできずに広いみずうみに”かいぶつ”みたいな魚がいるときいて、さっそく出かけます。しかしあまりの大きさに手も足も出ませんでした。素朴で子どもたちに大人気の絵本です。
14ひきのおつきみ

14ひきのおつきみ

作/いわむらかずお 童心社 1988年

 今日は”おつきみ”です。大きな木のうえにお月見台を作ります。いよいよお月さまが出てきます。空にぽかんとうかんだお月さまに、たくさんの実りをありがとうとみんで手を合わせます。私たちは”しぜんかい”からさまざまなことをおそわります。心から自然にかんしゃする心が伝わってくるお話しです。おなじみの14ひきシリーズです。ほかに「14ひきのあさごはん」もおすすめです。
すいかのたね

すいかのたね

作/さとうわきこ 福音館書店 1982年

 いいお天気のある日、ばばばあちゃんが庭にすいかのタネをまきました。それを見ていた猫がほりかえしてみると「なあんだつまらないくろいたんか!」といってもとにもどしました。そして、小犬、うさぎ、キツネにまでばかにされた、すいかのタネは、ついに「ああーもう、あったまにきた」と・・・。おなじみのばばばあちゃんシリーズです。ほかにも「どろんこおそうじ」もおすすめの一冊です。
ずーっとずっとだいすきだよ

ずーっとずっとだいすきだよ

作/ハンス・ウィルヘルム 評論社 1998年

 犬のエルフィーを家族の一員として一緒に育ってきた少年が、死をむかえたエルフィーに対して「ずーっとだいすきだよ」と毎晩言い続けました。そして死んでからも、心の中で愛し続けたという作品です。子どもたちに人や動物に愛情を注ぐことの大切さ、また死について一緒に考える機会をあたえてくれる一冊です。
せんたくかあちゃん

せんたくかあちゃん

作・絵/さとうわきこ 福音館書店 1982年

 せんたくが大の大の大好きなかあちゃんは、なんでもかんでもタライにほうりこみ洗ってしまいます。しまいには子どもたちや犬、猫までも、せんたくされて、にわ中にはった物干しのなわに干されてしまいます。それを見ていた雲の上のかみなりさまが、にわにおちてきたからさーたいへん!
だんごどっこいしょ

だんごどっこいしょ

作/大川悦生 絵/長谷川知子 ポプラ社 1975年

 ”ぐつ”はやさしい男の子。がんばりやだけど時々しっぱいもする。おかまの中にたきぎを入れたり、カラスとぼうさまをまちがえたり。でも、とてもにくめないのです。ある日、ばあちゃんのおつかいで町のおばさんの家に行き。はじめてだんごをごちそうになります。”ぐつ”はわすれないように「だんごだんごあまくてからーいだんごだんご」ていって帰っていくのですが・・・。
ちょっとまって

ちょっとまって

作/岸田今日子 絵/佐野洋子 福音館書店 1998年

 まゆさんのおうちへおつかいをたのまれた子ネズミのシムくん。まゆさんおうちへつく前にいろいろなお友だちと出会ってしまって、みんににおつかいを、たのまれてしまいます。しるしにリボンを、むすんでもらったものの、ついてみると・・・あれれ~なんだっけ。温かさあふれるとてもかわいらしい絵本です。
ちょろりんととっけ

ちょろりんととっけ

作・絵/降矢なな 福音館書店 1999年

 ある日、とかげの”ちょろりん”にいとこの”ちょさりん”とおじさんから「夏休みにあそびにおいで」といつ手紙がとどきました。夏休みになって、つくだにのおみやげとおべんと、そしておじいちゃんの書いてくれた、はっぱのちずを持って、いよいよおじさんのいえにでかけていきます。ところが、とちゅうでうしろに弟の”とっけー”が!しかたなく”とっけー”をつれてあるきだしたが、二人をまちうけていたものは・・・?
つるつる

つるつる

作/正道かほる 絵/村上康成 童心社 1994年

 ミオは大好きなタカちゃんみたいになりたいと、いつも思っていました。だからいつもタカちゃんのまねをして、ブランコのたちのりやてつぼうのさかあがりもできるようになりました。ある日、タカちゃんがとこやさんにいくことになり、もちろんミオも・・・。男の子にあこがれる女の子の気持ちをちょっとのぞかせてくれる一冊です。
どうぞのいす

どうぞのいす

絵/柿本幸造 ひさかたチャイルド 1981年

 うさぎさんが小さなイスをつくりました。それを野原において「どうぞのいす」とたてふだも立てました。はじめにロバさんがやってきて、どんぐりの入ったカゴをおいてひるねをしていると・・・。動物たちのやさしい気持ちに心あたたまる絵本です。
どろぼうがっこう

どろぼうがっこう

作/かこさとし 偕成社 1973年

 ここは、どろぼうがかよう”どろぼうがっこう”。明日はどろぼうがっこうのえんそくです。それも夜の10時にしゅごう。なんだか、おかしなえんそく。”くまさかとらえもんせんせい”をせんとうにせいとたちは、むきあし・・さしあし・・と出かけます。そして、ついに一番大きなやしきを見つけ、そこにどろぼうにはいるこですが、そこはなんと!!!ユニークなストーリーが楽しい一冊です。
ねこざかな

ねこざかな

作・絵/わたなべゆういち フレーベル館 1982年

 ある日、ねこが魚をつりあげました。その魚をネコが食べようとすると・・・。はんたいにネコが魚にぺロリと食べられてしまいました。その後ふたりは、ねこさかなとして一緒にくらすことにしました。なみのりをしたり、フラダンスをおどったり。ゆかいなストーリで楽しめます。同じ作者の「さむがりやのねこ」もおすすめです。
ねこのき

ねこのき

作/長田弘 絵/大橋歩 クレヨンハウス 1996年

 おばあさんと一緒にくらしていたオレンジ色ののネコ。いつもそばにいたのに、ある日とつぜん姿をけしてしましまいた。帰りをまっても帰ってきません。そんなある日、おばあさんの家の前にしんだネコをだいた女の子が立っていました。おばあさんはネコをにわにうめました。しばらくしてにわに、木のめが出てきて、やがてオレンジ色の実がなりました。小さな子どもも一緒にちょっぴり涙の出るおはなしです。
ふとんやまトンネル

ふとんやまトンネル

作/邦須正幹 絵/長野ヒデ子 童心社 1994年

 ケンちゃんがふとんのトンネルのおくの方へすすんでいくと、ふとんやまのふもとの野原に出ました。そこで友だちのユミちゃんたちとたくさんあそびました。さて、そろそろ帰る時間。ところが・・・。一人でねるお子さんに読んであげたい絵本です。
ぼくびょうきじゃないよ

ぼくびょうきじゃないよ

作/角野栄子 絵/垂石眞子 福音館書店 1989年

 ケンはあした楽しみにしていたつりに行くためびょうきになってはいられないのです。せきも熱も出てきました。ベットにねているとドアをあけて入ってきたのは大きな”クマのおいしゃさん”でした。「くましきうがい」をしたらせきは止まり、「くましきねつさまし」をするとねつも下がり、「くましきねんね」をするとすっかり元気になりました。
ぼくんちどうぶつえん

ぼくんちどうぶつえん

作/正道かほる 絵/大島妙子 童心社 1997年

 数え歌のように数を数えます。
「にこにこ笑顔が一つ」ぼくのうちのかぞくをしょうかいするのですが、じつはみんな動物!?だったのです。お父さんもお母さんもそれぞれプッとほほえんでしまう一冊です。
まあちゃんのながいかみ

まあちゃんのながいかみ

作・絵/たかどのほうこ 福音館書店 1995年

 かみの長いのがじまんの”はあちゃん”と”みいちゃん”おかっぱの”まあちゃん”は「あたしなんかもっとずーとずっとのばすんだから」と2人にいいます。はしの上からさかながつれるくらい長くのばし、まきばではおさげのロープをぴゅ-んと、とばして牛をつかまえ、ふとんがわりにくるまって外でもめられる。木にむすんでせんたくものだって干せちゃう・・・。ゆめいっぱいのまあちゃんの長いかみ。
まめうし

まめうし

作・絵/あきやまただし 1997年

 まめつぶくらいの小さなこうし。まめうしくん。そんなまめうしくんの楽しいせいかつを一緒に楽しんでみましょう。思いもよらないはっそうの絵本です。他にもシリーズに「まめうしとありす」「まめうしのおとうさん」「まめうしとつぶた」があり、どれも楽しく人気のある本です。
めっきらもっきらどおんどん

めっきらもっきらどおんどん

作/長谷川摂子 絵/降矢なな 福音館書店 1990年

 あそぶ友だちのみつからない”かんた”がおみやでめちゃくちゃなうたをうたっていると、目の前に三人組みのおばけがあらわれます。そのうちゆかいにあそびはじめました。この三人組みのおばけに子どもたちは、おおよろこびすることでしょ。
りんごがひとつ

りんごがひとつ

作・絵/ふくだすぐる 岩崎書店 1996年

 りんごがひとつおちていました。みんなおなかをすかしています。そんな時おさるがりんごをとっていきました。みんなが「まてー」とおいかけます。おさるは、がけをのぼり。みんなもがけをのぼっておいかけます。そこは行き止り・・・。かわいらしい絵とユーモアがあるお話しです。大切なこともちゃんと伝わってくるすてきな絵本です。
ろくべえまってろよ

ろくべえまってろよ

作/灰谷健次郎 絵/長新太 文研出版 1997年

 あなにおちた犬のろくべえ。かんちゃんたちがあたまを使って、体を使って、いっしょうけんめい助けようとします。しかし、いっこうに助けることができません。大人をよんできてもだめ。うたをうたって元気づけますが、ますますよっていくだけ。ついにろくべえの恋人のクッキーをカゴに入れてあなにおろします。ろくべえは大よろこびで、ぴょんとカゴにのり助かります。子どもたちのやさしい心と、はらはらドキドキが楽しい作品です。
エルマーのぼうけん

エルマーのぼうけん

作/ルース・スタイルス・ガネット 絵/ルース・クリスマン・ガネット 訳/渡辺 茂男 福音館書店 1963年

 エルマーは9才の男の子。自分がたすけたのらねこから「どうぶつ島」にりゅうの子がつかまえられている話をきいて、たけるためエルマーはふねにしのびこみ旅に出ました。まいばん一話ずつよんであげるのもよいかも。
エルマーとりゅう

エルマーとりゅう

作/ルース・スタイルス・ガネット 絵/ルース・クリスマン・ガネット 訳/渡辺 茂男 福音館書店 1964年

 「エルマーのぼうけん」のつづき。ぶじ動物島から出たエルマーとりゅうはある島の近くにつきました。そこはカナリヤだけが住んでいる島そこで「知りたがりびょう」という病気をめぐってだいかつやくします。よみはじめたらやめられないおもしろさです。
エルマーと16ぴきのりゅう

エルマーと16ぴきのりゅう

作/ルース・スタイルス・ガネット 絵/ルース・クリスマン・ガネット 訳/渡辺 茂男 福音館書店 1965年

 エルマーさいごのお話です。やっと家にかりついたりゅうをつかまえようと、にんげんたちがやってきます! エルマーは、りゅうのかぞくをたすけようと、りゅうのいえにやってきます。こころおどるさいごです。本の中のファンタジーはテレビとはちがうたのしさがあります。
バムとケロのにちようび

バムとケロのにちようび

作・絵/島田 ゆか 文溪堂 1994年

 雨のにちよう日。バムが本をよもうとへやをきれいにかたづけていると、どろんこびちゃびちゃのケロちゃんがかえってきました。おふろに入って、ケロちゃんもおへやも何もかもがつるっときれいになったら、おやつをつくって、いざ本をとりにやねうらへ。でも、そこにはガにねずみ、虫がうじゃうじゃ。バムはいつになったら、本がよめるのでしょう。さいしょのバムケロシリーズです。
バムとケロのそらのたび

バムとケロのそらのたび

作・絵/島田 ゆか 文溪堂 1995年

 おおらかでこころやさしい犬のバムと、やりたいほうだいかわいいカエルのケロちゃんを描いた「バムとケロ」シリーズの二冊目。何回よみかえしてもあたらしいはっけんがあります。大人も子どもといっしょになって楽しんでください。たくさんの小さなストーリーをさがすことのできる1冊です。
バムとケロのさむいあさ

バムとケロのさむいあさ

作・絵/島田 ゆか 文溪堂 1996年

 とてもさむい日に”うらのいけ”へ行ってみると、かちんこちんのいけといっしょにアヒルがこおりついていました。アヒルのなまえは「かいちゃん」よるおそくまでほしをみていたら、いけといっしょにこおりついてしまったらしい。うちにつてかえった「かいちゃん」をケロはすっかり気に入ったみたいです。
バムとケロのおかいもの

バムとケロのおかいもの

作・絵/島田ゆか 文溪堂 1999年

 月に一度のお買い物の日。友だちのあひるの”かいちゃん”といっしょにお買い物。たくさんのお店あるにぎやかな市場でお買い物。ケロちゃんたちは、どんなお買い物をするのでしょう?
バムとケロのもりのこや

バムとケロのもりのこや

作・絵/島田 ゆか 文溪堂 2011年

 バムとケロがもりのなかでみつけたふるいこや。ここをきれいにしてふたりのひみつのこやにしよう。”にちよう日”からはじまったバムケロシリーズ”もくよう日”です。今までのシリーズを持っている人も、初めて手に取った人も楽しめる絵本です。
おまえうまそうだな

おまえうまそうだな

作・絵/宮西達也 2003年

 おなかをすかせた大きな”きょうりゅう”が、あかちゃんきょうりゅうを見つけてとびかかろうとすると・・・。お父さんにまちがえられた大きなきょうりゅうと、あかちゃんのあいじょうのあふれるものがたりです。さいごはハッピーエンドなのにちょっとせつなくてホロリとしてしまう・・・とてもかんがえぶかいエンディングです。
きみはほんとうにステキだね

きみはほんとうにステキだね

作・絵/宮西達也 2004年

 むかしむかし、おおむかし。あばれんぼうでいじわるで、ずるくてじぶんかってなきょうりゅうがいました。そんなきょうりゅうにも、ふたりでいると、やさしくなれる、たったひとりのたいせつな友だちがいたのです。子どももおとなも長く楽しめる絵本です。
おれはティラノサウルスだ

おれはティラノサウルスだ

作・絵/宮西達也 2004年

 むかしむかしおおむかし、まだじょうずにとぶことのできないプテラノドンの子がいました。そこへ、おそろしいティラノサウルスがあらわれて。ところがティラノサウルスは大けがをしてしまいました。心やさしいしいプテラノドンの子はおそるおそる近づくと、かんびょうしてあげることにしましたが・・・。
あなたをずっとずっとあいしてる

あなたをずっとずっとあいしてる

作・絵/宮西達也 2006年

 ころやさしいマイアサウラのおかあさんは、あるひ、たまごをひとつひろいました。じぶんのたまごといっしょに、たいせつにそだてていると、うまれてきたのは・・・。だいにんきのティラノサウルスシリーズ4作目。
ぼくにもそのあいをください

ぼくにもそのあいをください

作・絵/宮西達也 2006年

 この世の中は力があるものがかち。力の強いものが1ばんなんだ。そうしんじていたティラノサウルスがいました。月日がたち、すっかり年をとったティラノサウルスは、ある日トリケラトプスの子どもに出会って・・・。ぜひ、おとうさんと一緒にのよんでもらいたい一冊です。
わたしはあなたをあいしています

わたしはあなたをあいしています

作・絵/宮西達也 2007年

 むかしむかし、おおむかし。きょうりゅうたちはせかいじゅうにすんでいました。はるかとおくまでやってきたティラノサウルスがであったのは、ことばのつうじないさんびきのホマロケファレでした・・・。ティラノサウルスシリーズ6作目です
もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう

もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう

作・絵/土屋 富士夫 徳間書店 2000年

 「おしっこしたい!」おしっこしたくてデパートにやってきたひでくん。ところが、トイレはこうじちゅう。あわててほかのトイレをみつけたけれど・・・。こんなのひど~い!さいごのさいごまでおもいもかけない話のてんかいに、ハラハラ!ドキドキ!びっくり!!何度よんでも、笑ってしまう「おしっことおとこの子」のゆかいなおはなし。
としょかんライオン

としょかんライオン

作/ミシェル・ヌードセン 絵/ケビン・ホークス 訳/福本友美子 岩崎書店 2007年

 としょかんは、まちのひとたちが、ほんをよんだり、かりたりするところ。としょかんには、だれでもはいれます。ライオンでも?あるひ、まちのとしょかんに、おおきなライオンがやってきました。ふかいかんどをよび世界中でわさいの絵本えす。
ぼくのかえりみち

ぼくのかえりみち

作・絵/ひがしちから BL出版 2008年

 あるひのかえりみち”そらくん”は、みちのまがりかどでぴたりと止まってつぶやきました。「きょうは、このしろいせんのうえをあるいてかえろう」ところが、とちゅうにパイロンや犬があらわれて・・・!はたして”そらくん”はぶじにいえにかえりつけるのでしょうか?みんなが「同じことやったことがある」と一緒にそうぞうをふくらませて楽しめる作品です。
かえるをのんだととさん

かえるをのんだととさん

作/日野 十成 絵/斉藤 隆夫 福音館書店  2008年

 ある日”ととさん”のおなかがいたくなり、おしょうさんにそうだんに行くと「おおなかに虫がいるせいだからカエルをのむといい」とおしえてくれます。おそわったとおりにカエルをのみこむと、おおなかに入ったカエルが虫を食べたのでおなかのいたいのはなおります。でもこんどは、おなかの中でカエルがあるくのできもちがわるくなり、またそうだんするとこんどは「ヘビをのむといい」といわれます・・・。いろんなものをおなかに入れていくと・・・。
まゆとおに-やまんばのむすめまゆのおはなし

まゆとおに
やまんばのむすめまゆのおはなし

作/富安陽子 絵/ 降矢なな 福音館書店 2004年

 きたのお山のてっぺんの三本すぎの下に小さないえがありました。その家には、のっぽのやまんばとやまんばの娘の”まゆ”がすんでいました。ある日まゆは、ざいもくばやしのおくでとんでもなく大きな人に会いました・・・。”まゆ”と”おに”のやりとりにハラハラしたりわらったりしとても楽しい一冊です。
からすのパンやさん

からすのパンやさん

作・絵/かこさとし 偕成社 1973年

からすのパンやさんい4わの赤ちゃんがたんじょうし、パパとママはこそだてにおおいそがし。4わは大きくなるとお店をてつだい、ひこうきパン、バイオリンパンとかわったかたちの楽しいパンをうりだしてお店はだいはんじょう。パンが食べたくなっちゃう一冊です。
よかったねネッドくん

よかったねネッドくん

作/レミーチャーリップ 訳/八木田宣子 偕成社 1969年

 パーティーにしょうたいされたネッドくんは、もくてきちにむかいますが、ひこうきがばくはつしたり、サメやトラにおいかけられたり、さいなんばかり。ぶじにパーティーに行けるでしょうか?ネッドくんといっしょにうんめいをきりひらきましょう。
ことばのこばこ

ことばのこばこ

・絵/和田 誠 瑞雲舎 1995年

 ”しりとり””くとうてんあそび””かいぶん””かぞえうた”なぞかけあそび”など、ぜんぶで18このことばあそびをかわいい絵でで楽しむ絵本。むげんに広がることばのうちゅうへあそびに行こう。
どんぐりむらのぼうしやさん

どんぐりむらのぼうしやさん

作・絵/なかやみわ 学研 2010年

 どんぐりむらのぼうしやさんは、おきゃくさんをもとめて、町へ出かけました。どんぐりむらのおしごといろいろものがたり。お話のあとは、ぼうしのきせかえであそんでね。やさしい色とタッチの絵がとてもすてきな作品です
としょかんねずみ

としょかんねずみ

作/ダニエル・カーク 訳/わたなべてつた 2012年

 サムは、としょかんにすむねずみです。サムは本をよむのが大好き。いろいろな本をたくさんよでいると「自分で本を書いてみよう!」とおもいつきました。書けばだれかによんでもらいたい。サムは、自分の本をこっそりたなににならべてみました。するとその本をよんだ人たちはおおよろこび!「このさくしゃに会いたい」と言い出したから、さあたいへん。その時サムは・・・。本をよむこと、書くことのすばらしさをおしえてくれる一冊です。
キャベツくん

キャベツくん

作・絵/長 新太 1980年

 はらぺこのブタヤマさんとキャベツくんが出会いました。キャベツくんを食べようとするブタヤマさんにキャベツくんが「ぼくを食べると、キャベツになるよ!」すると、空には、はながキャベツになったブタヤマさんがうかんでいる。「ブキャ!」ブタヤマさんはびっくり。じゃあ、ヘビがキャベツくんを食べたらどうなる?タヌキが食べたら?カエルは?ライオンは?
おかあさん おかあさん おかあさん…

おかあさん おかあさん おかあさん…

作・絵/大島 妙子 佼成出版社 2005年

 かぜをひいてねていると、どんどんふあんになってきちゃう。おっちょこちょい、おりょうりがヘタ、おしゃべり、わすれんぼ。でも、だーい好き! お母さん、お母さん、早くかえってきて・・・。心あたたまる絵本。