子供に読ませたい本 ~読書のすすめ~ 小学五年生・小学六年生

小学5.6年生おすすめ本
本を選んだ基準
  1. 年齢にあったストーリー
  2. 心に残るもの知識を与える
  3. 場面に相応しく楽しさが自然に伝わってくるもの。
  4. 言葉の面白さ言葉の裏側を感じ取り想像力豊かにする
  5. 現時点で購入可能
小学5.6年生の小人

はじめに


 読書は好きですか?嫌いですか?読書が好きではないなあなたは、きっと!まだ、自分に合った楽しい本に出会っていないからだと思います。本の世界を自由に旅して心に栄養補給してみましょう。将来の夢は何ですか?最近はどんなことに興味がありますか?お友達とはうまくいっていますか?本は、悲しいときに励ましてくれたり、心を癒してくれてりします。そして、将来の夢にむかってヒントもくれます。

  • 物 語
  • 戦争・平和
  • 歴 史
  • 命・家族
  • 福祉・いじめ
  • 職 業
  • 社 会
  • 自然・環境
  • 宇宙・動物
青空のむこう

青空のむこう

著/アレックス・シアラー 訳/金原瑞人 求龍堂 2004年

 突然の事故で命を失った少年が、再び“この世”に帰ってきます。生きている間には見えなかった、聞こえなかったこと。失くしてから気づいた大事なこと。それを取り戻すための、彼の文字通り“最後”の冒険です。少年の“死”を扱いながらも、その悲しさや切なさと共にキラキラした希望が見えてくる、不思議な余韻の物語です。
穴

作/ルイス・サッカー 訳/幸田敦子 講談社 1999年

 世にもついていない少年、スタンリー。(しかもそれが代々続く遺伝、という運のなさ・・・。)やがて不運の果て、無実の罪で更生施設に入れられた彼に課せられたのは『根性を養うため』という理由のもとの、終わることのない“穴掘り”。どうなる、どうする?スタンリー!面白くて時にピリッと刺激的・・・。一筋縄ではいかない“冒険物語”。
鬼の橋

鬼の橋

作/伊藤遊 画/太田大八 福音館書店 1998年

 時は平安時代。夜の真の闇に潜む物の怪と人とが隣り合って生きていた頃のお話。“昼は朝廷に仕え夜は冥府の官僚“、そんな小野篁の伝説を背景に、彼の少年時代を描きます。少年篁は未だヒーローではなく、己の不注意で亡くなってしまった妹への思いに苦しみながらも、仲間と共に苦難を乗り越えていきます。京の光と闇の情景描写もすばらしい、時代絵巻ファンタジー。
クローディアの秘密

クローディアの秘密

作/E・L・カニグズバーグ 訳/松永ふみ子 岩波書店 2000年

 毎日退屈していたクローディアはある日、弟を誘って家出をし、ニューヨークのメトロポリタン美術館でこっそり生活をはじめました。そこで二人は美術品をめぐるミステリーに巻き込まれてしまいます。クローディアがさまざまなことを体験しながら成長していく姿が、愛情をもって描かれている素敵な作品です。
12歳たちの伝説 〔全5巻〕

12歳たちの伝説 〔全5巻〕

作/後藤竜二 絵/鈴木びんこ 新日本出版社 2000年

 騒ぎっぱなしの授業中、いじめ、不登校、次々に変わる担任・・・見捨てられた気分の学校生活。“パニック学級”のレッテルを貼られた子どもたちが迎える新学年の春。ぬいぐるみを教室に持ち込んだちょっと風変わりな先生、通称“ゴリちゃん”の登場で、さて、どうなる?。6年1組の揺れ動く12歳たちが、それぞれの生まれ変わる日を語ります。
チョコレート工場の秘密

チョコレート工場の秘密

著/ロアルド・ダール 訳/田村隆一 評論社 1978年

 チャーリーが住んでいる町に、世界一広大で世界一有名なワンカのチョコレート工場がある。けれども、だれもそこで働く人をみたことがない。なぞの工場だ。ある日その工場へ5人の子どもたちが招待されることになる。そしてその工場でチャーリーを待ち受けていたのは・・・子どもも大人も楽しめる、ドキドキ・ワクワクの物語です。
飛ぶ教室

飛ぶ教室

作/エリーヒ・ケストナー 訳/高橋健二 岩波書店 2006年

 物語の始まりはクリスマスの少し前。ドイツ、ギムナジウムの寄宿舎が舞台。個性溢れる5人の少年を中心に、様々な事件や魅力的な教師との関わりを通して彼らの成長を描きます。古典ゆえのやや古めかしい、けれど美しい文章が印象的な、児童文学の傑作。大切なものはいつの時代でも変わることがないことをそっと教えてくれます。
ナルニア国物語 〔全7巻〕

ナルニア国物語 〔全7巻〕

作/C・S・ルイス 訳/瀬田貞二 岩波書店 1987年

 1950年から56年に書かれた全7作の物語。想像の国『ナルニア』の誕生から滅亡までを描いた、世界中で愛されているファンタジーです。4人の兄弟がある日、大きな衣装だんすに入ると、雪のつもる別世界ナルニアへと続いていました。その4兄弟が正義のライオンとともに白い魔女軍と戦う第1作目の「ライオンと魔女」から7作目「さいごの戦い」まで、飽きることなく読める!名作です。
西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ

作/梨木果歩 小学館 1996年

 “西の魔女”とは、中学生の少女まいの祖母のこと。中学校にすすんでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなったまいは、田舎の祖母の家で生活することになりました。そこでまいは『魔女修業』をすることになります。その『魔女修業』とは、何でも自分で決めるということでした。不登校の少女の癒されていく心を描いた作品です。
バッテリー 〔全6巻〕

バッテリー 〔全6巻〕

作/あさのあつこ 絵/佐藤真紀子 教育画劇 1996年~

 主人公の原田巧は小学生の頃から、あまりの剛速球ゆえ、キャッチャーを探すのに苦労するほどの天才ピッチャー。巧は中学校に入学する直前に、父の転勤で山間の地方都市に引っ越すことになり、そこで新しい野球仲間と出会います。少年たちの真剣勝負が印象的な作品です。
はなはなみんな物語 〔全3巻〕

はなはなみんな物語 〔全3巻〕

作/わたりむつこ 絵/本庄ひさ子 リブリオ出版 1991年~

 巨人の木の中には、双子のきょうだいとお父さん、お母さん、おじいさん、の幸せな小人の5人家族が暮らしていました。ある日彼らは、昔、小人大戦争があり、大勢の小人達が命を落としたことを聞きました。彼らは小人の仲間が他にも生きていることを知り、家族皆で仲間探しの旅に出ます。このシリーズは、3巻まで続いています。
ほこらの神さま

ほこらの神さま

作/富安陽子 絵/小松良佳 偕成社 2002年

 5年生になった5月、ぼくが取り壊されたお屋敷から拾ってきたのは、神様の住む家・小さなほこら。試しにお願い事をしてみると・・・良いことと悪いことが必ず一つずつ起きる!神様の力は本物?それとも偶然?疑惑の中、仲間の一人が大ピンチに・・・。謎の“ほこら“を巡る、少年たちのたった一度きりの不思議な5月のお話。さわやかです。
美乃里の夏

美乃里の夏

作/藤巻吏絵 画/長新太 福音館書店 2004年

 同じクラスの須賀くんと茜ちゃんと美乃理は、交換ノートを続けていた。でも、須賀くんと茜ちゃんがお互いに好きなことがわかってきて、美乃理はさみしくなっていた・・・。そして夏休み、「美乃理」は「実」という同じ名前を持つ男の子に出会う。美乃理が困っているとき、ふっとあらわれる小柄な少年。小さな銭湯での不思議な出会いを軸に描かれる、少し切ない、純愛と成長の物語です。
モモ

モモ

作/ミヒャエル・エンデ 訳/大島かおり 岩波書店 1986年

 町はずれの円形劇場に迷い込んだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸せな気持ちになるのでした。あるとき「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄り・・・。最近は大人も子どもも「忙しい」という言葉をよく、口にします。この本を読んで“時間”について、生き方について、もう一度考え直してみませんか?エデン不朽の名作です。
守り人 シリーズ

守り人 シリーズ

作/上橋菜穂子 絵/二木希子 偕成社 1996年~

 女用心棒バルサが、新ヨゴ皇国の皇子チャグムの命を偶然に救います。チャグムの命が何者かに狙われていることを知ったバルサは、命がけで彼を守ります。チャグム皇子は、不思議な運命を背負わされていた“精霊の守り人”なのでした。チャグム皇子の体の中に宿ったものとは・・・。2008年現在、第8シリーズまで続いています。
楽園のつくりかた<

楽園のつくりかた

著/笹生陽子 講談社 2002年

 “家庭の事情”で引っ越すことになったぼくの転校先は、同級生が3人だけ(しかもすごい個性派揃い)、住所に“字”のつく、ド田舎の分校だった。ここが楽園・・・?エリートコースをまっすぐ突き進むはずの人生設計は崩れ去り、ペースのつかめないぼくは単身赴任中の父親に不満のメールを送り続ける・・・。テンポ良く読める現在中学生事情。一見クール、でも読後感は温かです。
あたらしい戦争ってなんだろう?

あたらしい戦争ってなんだろう?

著/山中恒・山中典子 理論社 2003年

 テロリストから世界を守るため、といわれる『あたらしい戦争』、イラク戦争。どうしてこのような戦争が起こったのか、どうすれば『あたらしい戦争』は止められるのか。次の戦争が始まってしまう前に読んでおきたい本です。
生きる、って何?戦争はなぜ起きるの?

生きる、って何?戦争はなぜ起きるの?

制作/日本ユニセフ協会 主婦と生活社 2004年

 「生きるって何?」。。。当たり前のことが意味を問われる、この現代に生きる人たちに読んでほしい本です。“自分をみつめ、考え、答えを出し、歩くこと。周りを見つめ、考え、答えを出し、歩くこと。”・・・読み終わると心が強くなれる、そんな言葉がたくさん詰まった一冊です。読む者全ての心に感動を与えます。
ガラスのうさぎ

ガラスのうさぎ

作/高木敏子 金の星社 2000年

 1953年3月10日東京大空襲。敏子は母と二人の妹を失い、その五ケ月後、今度は父をも目の前で殺されてしまいます。この本が1977年に初めて出版されて以来長く読み継がれているのは、戦争を生きぬいた著者の平和への願いが切実に描かれているからです。焼け跡でみつけたガラスのうさぎは、私たちにこの戦争を決して忘れてはならないことを強く語りかけています。
小型武器よ さらば

小型武器よ さらば

文/柳瀬房子 小学館 2004年

 世界には、地雷までふくめた小型武器が5~6億個もあると言われています。それは、世界に総人口の、10人から12人に1人が、小型武器を所有している計算になるのです。紛争地域では子どもにも銃を持たせ、戦わせてもいます。地雷をなくし、不必要な小型武器を減らすにはどうしたらいいのか。この本を読んで、一緒に考えましょう。
写真絵本・国境なき医師団 〔全6巻〕

写真絵本・国境なき医師団 〔全6巻〕

監修/国境なき医師団 編/早乙女勝元・山本耕二 大月書店 2005年

 私たちの住んでいる地球は、今も戦争や紛争が絶えることがありません。そのため多くの人が、傷つき、大切な人を失っています。助けを必要としている人であれば、だれでも差別せず援助するのが、「国境なき医師団」です。「国境なき医師団」の創立から今日に至る活動を写真とともに紹介した本です。
シリーズ憲法9条 〔全3巻〕

シリーズ憲法9条 〔全3巻〕

編/歴史教育者協議会 汐分社 2006年

 「そろそろ憲法を見直すほうがいい」という意見が出てきている今、読んでもらいたいシリーズです。本当の『平和』のために、日本の憲法で決めた平和主義や9条の戦争放棄について考えてみましょう。
戦争が終わっても

戦争が終わっても

写真・文/高橋邦典 ポプラ社 2005年

 少年兵や迫撃砲に被弾した女の子・・・。西アフリカのリベリア共和国に住む4人の子どもたちの戦争体験とその後を追った、写真絵本です。心に傷を負い、体の一部を失い、それでも未来へ向かって生きている子どもたちがいます。何の心配もなく日々を過ごす・・・私たちにとって当たり前のことがどれほど恵まれたことなのかを、この本は教えてくれます。
ダイヤモンドより平和がほしい -子ども兵士・ムリアの告白-

ダイヤモンドより平和がほしい
-子ども兵士・ムリアの告白-

著/後藤健二 汐分社

 35歳。“世界で最も平均寿命の短い国”として知られるアフリカの国、『シエラレオネ』。戦渦の中、家族を殺され、自らは“子ども兵士”にされた少年の姿から見える、戦争の真実とは・・・。けして癒えることのない心の傷と、彼はどう向き合い、大人たちはどうささえるのでしょう。同世代の子どもたちに問いかける衝撃のノンフィクション。
ヒットラーのむすめ

ヒットラーのむすめ

作/ジャッキー・フレンチ 訳/さくまゆみこ すずき出版 2004年

 これは、スクールバスを待つ間の暇つぶしに始めた少女アンナの『お話ゲーム』です。第二次世界大戦下のヒットラーの娘であるハイジと、現代のオーストラリアの少年マークのエピソードが交互に語られる構成で描かれています。「どうやったら善悪の違いがわかるのだろうか」「自分のまわりの人たちがみんな間違っていたら、自分はどうしたらいいのか」など多面的に疑問を投げかけ、戦争に対する思いを語ります。
被爆者 -60年目のことば-

被爆者 -60年目のことば-

写真・文/会田法行 ポプラ社 2005年

 被曝された方々の「いま」の写真が、その人の「いままで」を伝えている、戦争・平和・生きることの意味を静かに語る写真絵本です。被爆の体験は、過酷であり、無慈悲なものでしたが、なお、この世界に希望を持ち、生き続ける被爆者たちがいるという事実を知ってほしいと思います。被爆から約60年。広島・長崎に生きる6人の被爆者のことばに耳を傾けてください。
わたしたちのアジア・太平洋戦争 〔全3巻〕

わたしたちのアジア・太平洋戦争 〔全3巻〕

編/古田足日ほか 童心社 2004年

 1931年(昭和6年)から1945年(昭和20年)まで、日本は外国と戦争をしました。日本がアジアの国々で侵略を拡げ、非戦闘員まで犠牲になった空襲や原爆投下、戦後の占領期までの道のりがわかります。被害を受けた日本人ばかりではなく、植民地支配されたアジア諸国や女性、加害者の立場になった人々からも幅広く集めた、ずっしり重い戦争体験集です。
ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」

ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?
ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」

作/アレン・ネルソン 講談社 2003年

 「戦争に行って、国家のために戦うんだ。」戦争の残虐さを知らなかったネルソンさんは、海軍に入隊しました。日々、行われる訓練のなかで命令のまま動く兵士になり、ベトナムに送られます。彼は人を殺しても何も感じませんでした。ところが、ある事件をきっかけに・・・多くの人を殺した元海軍兵が語る戦争の真実。
アイスマン -5000年前からきた男-

アイスマン -5000年前からきた男-

著/デイビッド・ゲッツ 訳/赤沢威 金の星社 1997年

 1991年、アルプス山中で発見された一体の凍死体。しかし彼は、普通の遭難者とは少し違っていた・・・彼―“アイスマン”はいつの時代からやってきたのでしょう。考古学や法医学、様々な分野の学者たちが挑んだ“アイスマン”の謎とは?写真やイラストも豊富で最後まであきさせない、わくわくする科学ノンフィクション。
衣食住の歴史

衣食住の歴史

監修/西本豊弘 ポプラ社 2006年

 「着る」「食べる」「住む」の3つのテーマに、旧石器時代から明治時代以降までの日本人の生活のうつり代わりを詳しく紹介しています。博物館や資料館に展示してある昔のくらしの様子を知る道具や模型も、写真やイラストを使い説明されていて、各時代の人々がどのような暮らしをしていたのかがよくわかります。
戦国時代の道具図鑑

戦国時代の道具図鑑

著/本山 賢司 PHP研究所 2003年

 文火縄銃や馬具など『戦いに使われた道具たち』から、茶器・陶器など『生活をささえた道具たち』まで、見たこともないユニークな道具が、イラストと細かい注記でわかりやすく説明されています。「やがらもがら」や「中聖牛」って、どんな道具かわかりますか?見るだけで楽しくなる歴史図鑑です。
地図で見る日本の歴史 〔全8巻〕

地図で見る日本の歴史 〔全8巻〕

監修/竹内誠 フレーベル館 2001年

 「地図」「解説」「イラスト」の3つの柱で構成された、調べ学習にも対応可能な歴史の本です。この本の特徴は地図の上で歴史が学べるというところです。できごとマップ、解説、テーマ別マップ、イラスト、世界マップ、の5つの要素で構成されていて、いろいろな角度から歴史を紹介しています。歴史の時間的な流れと地域の広がりなどが目に見えてわかってきます。
みんなが知りたい「世界の歴史」がわかる本

みんなが知りたい「世界の歴史」がわかる本

著/イデア・ビレッジ メイツ出版 2005年

 原始・古代・中世・近世・近代・現代とそれぞれの時代の中でテーマごとに、歴史上のどの時代に、どこで起きた出来事なのかがイラストや地図をたくさん使って、わかりやすく説明されています。年表、索引でエジプト、ニュートンなど自分の興味のある言葉から調べていくこともできます。世界の偉人大集合のページも楽しい一冊です。
みんなが知りたい「日本の歴史」がわかる本

みんなが知りたい「日本の歴史」がわかる本

著/イデア・ビレッジ メイツ出版 2005年

 小学校や中学校で勉強する日本の歴史の中でも、とくに重要な出来事を取り上げています。テーマごとに楽しいマンガやイラストを使い、わかりやすく説明してあります。
昔のくらしの道具事典

昔のくらしの道具事典

監修/小林克 岩崎書店 2004年

 今ではほとんど使われなくなった、明治・大正・昭和の生活道具の大図鑑。写真入りの目次や、使い方、まめ知識など、“昔”を知らない子どもたちにも、詳しくわかりやすく紹介します。全てを人力で動かしていた、今より不便かもしれない時代。その中の、昔の人の知恵と工夫がいっぱいつまった道具を通して、少し前の日本の暮らしが見えてくる一冊です。
昔の子どものくらし事典

昔の子どものくらし事典

監修/本間昇 岩崎書店 2006年

 みなさんのお父さんやお母さんが、子どもだった昭和30~40年代。その時代を中心に、子どもの遊びや生活を、当時、一般的に使われていた物などを手がかりとして取り上げながら、テーマ別に分かりやすく紹介しています。いつの時代も、子どもは毎日の生活の中でいろいろな知恵や工夫をたくさん受け取って大きくなったのです。
世界のふくそうの歴史 〔全5巻〕

世界のふくそうの歴史 〔全5巻〕

文/川口和正 監修/高橋晴子 リブリオ出版 2001年

 人類の進化とともに発達してきた服装の変化。紀元前から20世紀までの服装を、歴史的背景から解き明かす全5巻のシリーズ。知ることの楽しみ、学習することの喜びを体感できる情報がぎっしり詰まっています。。世界の人々の服装の変化からその時代の歴史も学習できて、調べ学習がとても楽しくなります。
赤ちゃんのはなし

赤ちゃんのはなし

文・絵/マリー・ホール・エッツ 訳/坪井郁美 福音館書店 1982年

 おなかの中に芽生えたひとつの“命のもと”が赤ちゃんとなるまで・・・。どんな風に?どれくらいかかって?いつの時代にもある、子どもたちの疑問に答えます。一見クラシカルですが、その美しい絵と文章はいつまでも色あせることなく、“命の営み”の感動を伝えてくれます。親子で、家族で、大切な人と一緒に読んでほしい、すてきな一冊です。
家族はチームだ もっと会話をしろ!

家族はチームだ もっと会話をしろ!

著/斉藤孝 PHP研究所 2004年

 家族は生きていく中で最初に出会う一番大切なチームです。家族の中でしっかりと過ごすと世の中で生きていく力がつきます。自分が生まれ育ち、家族と語り、次には自分が家族を持ち親になり、また子どもに伝えていく・・・。この本を読んでもっと家族と語り合いたいと思えば、家族の会話が楽しくなること間違いなしです。家族のコミュニケーションを大切にしよう!
きいちゃん

きいちゃん

著/山元加津子 絵/多田順 アリス館 1999年

 きいちゃんは小さい頃に高熱を出して手足が思うように動きません。家を離れて学校に通っています。ある日おねえさんが結婚することになりましたが、お母さんが結婚式に出てほしくないと・・・。悲しみの中、きいちゃんは必死で丁寧に心を込めてお姉さんに浴衣を作りました。結婚式当日感動が待っています!
性ってなに?

性ってなに?

作/高柳美知子 新日本出版社 2003年

 思春期を迎える9、10歳ごろから、子どもの体は大人の体へと変化していきます。男の子と女の子の体のしくみや、どうやって赤ちゃんが生まれるかなど、子どもたちが知りたい体や心、性についての疑問や不安に、分かりやすくていねいに答えてくれます。
大切な人が死んじゃった

大切な人が死んじゃった

著・絵/トレボー・ロメイン 訳/上田勢子・藤本惣平 大月書店 2002年

 大切な人が死んでしまった時、ショックを受けて悲しくなったり辛い気持ちになった時、どう対処すればいいのでしょう?死んでしまったらどうなるの?子どもたちが悲しみにどう向き合えば良いのかを、この本は優しく教えてくれます。
なぜ命はたいせつなの?

なぜ命はたいせつなの?

著・編/こどもくらぶ 総監修/池田彰 ほるぷ出版 2002年

 “命”というテーマは、それ自体の大切さはもちろん、その他のたくさんの“大切なこと”についても、何かを感じ、考えることができるテーマです。“人は限られた一生を生きている“ことを知り、『生と死』を考え、感じる。・・・大切なものはそこにも見えてきます。様々な事柄から、命は大切で、そしてけして自分ひとりのものではないことを教えてくれる一冊です。 。
夏の庭 -The Friends-

夏の庭 -The Friends-

作/湯本香樹実 徳間書店 2001年

 小学校最後の夏、祖母のお葬式から帰った山下君の、「死んだ人って、重たそうだった」という一言から、“死んだ人”に興味を持った3人の少年は、“死が間近では”と、噂される近所の一人暮らしのおじいさんを見張ることを計画します。ところが、おじいさんはだんだん元気になり、言葉を交わすうち、3人はさまざまな事を知っていきます。12歳の少年たちの忘れがたい夏の物語。
葉っぱのフレディ -いのちの旅-

葉っぱのフレディ -いのちの旅-

作/レオ・バスカーリア 訳/みらいなな 童話屋 1998年

 春に生まれた葉っぱのフレディは成長し、まわりの葉っぱはみんな自分と違うことに気づきました。夏の間はみんなと楽しく過ごし、人間のために涼しい木陰を作りました。秋のすばらしい紅葉を過ぎ、北風と共にひっこしをする事を知り、「死」とはどういうことなのかを考えます。自分の力で「考える」ことをはじめた子どもたちに読んでほしい一冊です。
ハルばぁちゃんの手

ハルばぁちゃんの手

文/山中恒 絵/木下晋 福音館書店 2005年

 うまれた時から、小さくほくろがふたつあって器用で幸せになれる手だと言われたハルの手。ハルは家族のために仕事をいとわず一生懸命働きました。娘のころには盆踊りで美しい姿を見せみんなの目をひきました。写実的なモノクロの絵の中に、そっと温かいものを感じます。最後の言葉にハルの想いが込められています。
ぼく どこからきたの?

ぼく どこからきたの?

著/ピーター・メイル 画/アーサー・ロビンス 訳/谷川俊太郎 河出書房新社 2002年

 どうして赤ん坊は生まれるの?このなぞを楽しいイラストと優しい文章で解き明かしてくれる絵本です。いつかは知る日がやってくる、性のおはなし。「あるがままの いのちのはなし。ごまかしなし、さしえつき。」事実を隠さず、ユーモラスに教えてくれます。
みんなのためのルールブック

みんなのためのルールブック

著/ローン・クラーク 訳/亀井よし子 絵/北砂ヒツジ 草思社 2004年

 みんなが気持ちよく生活していくために必要な、人生の50のルールが紹介されています。ルールは他人を思いやる心と、自分を大切にする心を育てるためのものです。なぜ、このようなルールが大切なのかおうちの方と一緒に考えながら読むのもいいですね。「好きな花は何ですか?」ときかれたら「好きな花は桜です。」と完全な文章で答えよう!など、気づかされることが多い1冊です。
もう、死なせない! -子どもの生きる権利-

もう、死なせない! -子どもの生きる権利-

著/桃井和馬 フレーベル館 2004年

 子どもの保護と権利を守るため、「子どもの権利条約」は作られました。戦争で家や家族を失った子どもたち。エイズに感染した親から生まれた子どもたち。放射線で汚染された人と自然。どのような状況の中でも、子どもたちは、国連憲章において宣言された平和・尊厳・寛容・自由・平等の精神によって育てられなければならないのです。
ルイーゼの星

ルイーゼの星

作/カーレン・スーザン・フェッセル 訳/オルセン昌子 求龍堂 2004年

 「生きるっていうことは、いいものよ、ルイーゼ」 突然ガンの宣告をされたママと過ごした最後の1年は、10歳のルイーゼや家族達にとってかけがえのないあたたかい時間でした。病気で家族を亡くした子どもの気持ちを、ルイーゼが代弁してくれています。命の大切さを感じ、悲しみを乗りこえるための道しるべとなる一冊です。
ありがとう、フォルカーせんせい

ありがとう、フォルカーせんせい

作・絵/パトリシア・ポラッコ 訳/香咲弥須子 岩崎書店 2001年

 絵を描くことがとても上手なトリシャ。でも、5年生になっても字が読めません。友だちに笑われ悲しい日々を過ごしている時、新しい先生がやってきました。先生はトリシャのいい所を見つけ認めてくれました。そして、字の読めないトリシャに特別な練習を始めたのです。作者の自伝的なお話です。
非・バランス

非・バランス

作/魚住直子 絵/野村俊男 講談社 1996年

  “私”は、11歳の時の『いじめ』がもとで、クールに生きる作戦で毎日を送っていました。「クール」と唱えることで、いじめられた記憶の恐怖や友だち関係の不安から逃げていたのです。ある雨の日に「助けて。」と声をかけた大人の女性サラさんとの出会いが『絶対孤立』を貫いていた“私”の生活を変えてゆきます。
いじめや仲間はずれから身をまもる

いじめや仲間はずれから身をまもる

著/ほろいわなな ポプラ社 2002年

 今、実際にいじめにあっている人に、どんなことをすればいじめから身を守れるか、具体例をあげながら解決策を考えている本です。どうして自分がいじめられるのだろう・・・。こんなに辛いなら死んでしまいたい・・・。誰にも相談出来ずに悩んでいる・・・。相談できる連絡先なども掲載されているので状況に応じてすぐに対処することができそうな一冊です。
自分をまもる本 -いじめ、もうがまんしない-

自分をまもる本
-いじめ、もうがまんしない-

著/ローズマリー・ストーンズ 訳/小島希里 晶分社 1995年

 心が傷ついてしまったキミへ・・・ 誰にも相談できず、一人で悩んでいたら、この本を手にとって見てください。同じ体験をした人たちの話を元にして、心を癒していく方法や、かしこく自分を守る方法を一緒に考えてみましょう。子どもだけでなく、“心が弱っている“大人にもおすすめできる一冊です。
しらんぷり

しらんぷり

作・絵/梅田俊作・佳子 ポプラ社 1997年

 どんちゃんがまたいじめられている。ぼくたちは“しらんぷり”するしかない・・・。なのに、ぼくはある事件をきっかけに渦中に巻き込まれていく。いじめられる子、いじめる子、それを傍観することしかできない子。彼らの思いや心の揺らぎ、周囲のおとな(親や先生ではない…)との関わり、成長の形、を丁寧に描いて胸に迫る一冊。・・・お話はこう締められて、わずかな光が差し込みます。“おわり(ぼくにとっての、はじまり!)”
葬式ごっこ

葬式ごっこ

作/亞蘭知子 絵/浅倉田美子 旺文社 1999年

 鹿川君は、みんなにシンとかシン君と呼ばれていました。ぼくたちが中学2年の冬の日曜日、シン君の自殺を知ります。遺書には『俺だってまだ死にたくない。だけどこのままじゃ「生きジゴク」になっちゃうよ。』とありました。1986年に起きたいじめによる自殺、“鹿川君事件”をもとにしたお話です。“いじめ”について考えさせられる一冊です。
ハードル ~真実と勇気の間で~

ハードル ~真実と勇気の間で~

著/青木和雄 画/木村直代 金の星社 1999年

 バスケ部のエース、麗音が学校の非常階段から突き落とされ生死の境をさまようことになります。学校側はいじめの事実を隠そうとしますが、子どもたちは正義と勇気をもって学校側に立ち向かって行きます。真実をつらぬく勇気、間違いを正す勇気。真実と勇気の間で立ち向かっていく子どもたちの姿を描いています。
ハッピーバースデー

ハッピーバースデー

作/青木和雄 画/加藤美紀 金の星社 1997年

 「生まれてこなきゃよかった。」11歳の誕生日に、ママと兄から言われた一言に声をなくしてしまったあすか。からかいのつもりで言った言葉に、あすかが苦しんでいることを知った兄は、守りたいと思いはじめます。祖父母の愛と自然の中で、あすかは立ち直ることができました。命あることのすばらしさを教えてくれる感動の一冊です。
福祉の世界地図

福祉の世界地図

作/今森光彦 絵/今森洋輔 童心社 2006年

 編/藤田千枝 著/赤藤由美子 大月書店 2004年  今、生まれてくる子どもの数が減少しています。アフリカでは、4人に1人が5歳まで生きられません。また、世界では、毎日栄養不足で5秒に1人が餓死していて、その75%が子どもだという統計が出ています。いろいろなデータを通して、世界の現状を知り、福祉について考えることができます。
生きるタネ

生きるタネ

取材・執筆/野中祐・浅田志津子 編/牧野久美子 ポプラ社 2000年

 各界で活躍する著名人が子どもたちに送るメッセージ。自らが学生生活の中で培ってきた、彼らの“今”に繋がる経験やその思いを、子どもたちに熱く語りかけます。家族のこと、友だちのこと、学校のこと、将来のこと、自分のこと。さまざまな悩みを持つ君たちへ・・・14人の人生の先輩たちの言葉の中に、君たちを導くヒントがきっと見つかるはず。同シリーズ『人生のスジ』もおすすめです。
おこづかいはなぜもらえるの?

おこづかいはなぜもらえるの?

編・著/こどもくらぶ ほるぷ出版 2002年

 きみたちのおこづかいは、なぜもらえるのでしょうか?それは、家族の家計を支えてくれるお父さんやお母さんが、お金のため、そして家族のために働いてかせいだ収入の一部から支払われているからなのです。家族みんなが協力し、助け合うことの大切さや、家族の役割についての理解も深まる一冊です。
おしごと図鑑シリーズ

おしごと図鑑シリーズ

著/くさばよしみ フレーベル館 2002年

 世の中にはたくさんの仕事があります。仕事にはそれぞれ大変なこと、楽しいこともあって、みんな工夫をしながら仕事をしています。このシリーズでは、ナース・大工さん・保育士さんに先生と、子どもたちがあこがれる職業を紹介しています。仕事の様子、技、どうしたらなれるのか。いろいろな仕事の様子をのぞいてみましょう。
13歳のハローワーク

13歳のハローワーク

著/村上龍 絵/はまのゆか 幻冬社 2003年

 動物・スポーツ・映画・音楽・料理など、いろいろな『好き』を入口に514種の職業が紹介されています。『いい学校を出て、いい会社に入れば安心』という時代は終わりました。好きなことを職業として考えてみませんか?派遣、企業、資格など、雇用現状のすべてを説明してくれている仕事の百科全書です。
“職業別“ユニフォーム・制服絵事典

“職業別“ユニフォーム・制服絵事典

監修/日本ユニフォームセンター PHP研究所 2005年

 ユニフォームには三つの役割があります。一つには、動きやすく仕事や運動がしやすいこと。二つには、会社や集団の特徴を一目でわかるようにすること。三つには、その時代に合った見た目の美しさやかっこよさをあらわすことです。いろいろな仕事のユニフォームを紹介することによって、仕事への興味がわくように工夫されています。
すきからチャレンジ!資格と検定の本

すきからチャレンジ!資格と検定の本

学習研究社 2005年

 10の分野にわけ、それぞれの資格と仕事、活動について書かれています。。自分の好きなことに思う存分打ち込むことの勇気と励みを与えてくれるのが資格と検定です。ずっと「好き」の気持ちが続いたら将来の仕事として夢を膨らませるのも素敵ですね。合格までの厳しい道のりや仕事の大変さなども紹介しています。
好きから見つけるなりたい職業ガイドブック

好きから見つけるなりたい職業ガイドブック

編集・出版/PHP研究所 2005年

 「キミの好きなことはなんだろう?」将来仕事に就くときに大事なことは、夢を持つこと。その夢の手がかりになるのが『好きなこと』です。『好き』をキーワードにして、いろいろな仕事を紹介してくれます。また、その仕事に就くための具体的な方法も教えてくれる一冊です。キミにあった仕事は見つかるかな?
大好きなことを『仕事』にしよう

大好きなことを『仕事』にしよう

著/中村修二 ワニブックス 2004年

 みなさんは、何をしているときが一番楽しいですか?自分が好きなことを将来仕事に出来たら良いと思いませんか。この本の著者は「青色発光ダイオード」の発明者である、中村修二さんです。中村さんがご自分の経験から、やりがいのある『仕事』の見つけ方を紹介しています。この本には、人生の先輩からのメッセージがつまっています。
ただいまお仕事中

ただいまお仕事中

文/おちとよこ 絵/秋山とも子 福音館書店 1999年

 大きくなったらどんな仕事をしてみたいですか?日本には、2000~3000種類の仕事があるといわれています。この本では多くの小学生が「なりたい!」と答えた仕事、『花や』『社長』に『プロのスポーツ選手』など、28種を紹介。どういう学校を出て、どんな資格をとればいいのか、また、就職のしかたや適性など・・・素朴な疑問にも応えてくれています。
日本の職人さん 〔全10巻〕

日本の職人さん 〔全10巻〕

監修/金田昌司 ポプラ社 1998年

 日本の伝統工芸の職人さんを詳しく取材した『日本の職人さん』シリーズ。焼き物・漆器・京友禅・人形作り・お菓子作りなど、10の伝統工芸の職人さんが紹介されています。伝統工芸を支える多くの技術と、仕事に誇りを持つ職人さんの思いや心意気が伝わってくるシリーズです。
働くってたのしい

働くってたのしい

文/朴木佳緒留 絵/もりお勇 大月書店 2001年

 “女らしく“、“男らしく”ではなく、『自分らしく生きること』が、ジェンダーフリーの考え方です。この巻では、『働くこと』と、ジェンダー(性のちがい)の関わりについてを、わかりやすいイラストと身近な体験談を元に教えてくれます。職業を自由に選ぶことのできる力を身につけてください。
親にはいえないわたしのなやみ勉強・成績・進路のなやみ

親にはいえないわたしのなやみ勉強・成績・進路のなやみ

監修/上出弘之 絵/佐藤真紀子 ポプラ社 1995年

 勉強のこと、成績のこと、進学のことで、心配したり悩んだりしていることがありませんか。「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」「塾をやめたいけど、親が許してくれない。」など、誰もが思っているのに、友だちや親に相談できない悩みに答えます。この本を読むと思わずうなずいたり、みんな同じように悩んでいるんだと安心できる本です。
雪の写真家ベントレー

雪の写真家ベントレー

作/ジャックリーン・マリッグズ・マーティン 絵/メアリー・アゼアリアン 訳/千葉茂樹 BL出版 1999年

 ウィリー・ベントレーは、アメリカの豪雪地帯の小さな農村に生まれ、生涯を雪の研究とその結晶の写真撮影に捧げました。家族の愛情に見守られ、ひたむきに雪を追い続けたベントレーの生涯をつづった、ぬくもりある“版画“による伝記絵本です。【1999年コールデット賞受賞】
夢を育てるみんなの仕事101

夢を育てるみんなの仕事101

編集/エイジャ 講談社 2005年

 101人の“働く人”が、自らの仕事を語ります。楽しいだけじゃない、つらいことも、でも、やりがいもある!実際に夢をかなえた人たちが語るその言葉は、子どもたちが、“将来の夢”を思い描く時、リアルに心に響くでしょう。さまざまな仕事を6つのジャンルにわけ、豊富なイラストと写真でわかりやすく紹介します。君たちの将来の夢はなんですか?その道筋が見えてくる一冊。
井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法

井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法

作/井上ひさし 講談社 2006年

 今の日本国憲法が出来るまで、日本の平均寿命は男性23.9歳・女性37.5歳でした。戦争終結の8月15日を境に、私たちの寿命は大幅に延びました。その理由の一つに「二度と武器では戦わない」と決めたことがあります。平和の大切さを表した世界に一つの平和憲法の『前文』と『第9条』をわかりやすい言葉と美しいイラストで紹介しています。
お金について考える 〔全4巻〕

お金について考える 〔全4巻〕

監修/武長脩行 編・著/こどもくらぶ 鈴木出版 2001年

 君はお金が好き?どうして好きなんだろう。お金のこと、どれだけ知ってる?お金について正しい知識と、取扱いのルールを学ぶことができる一冊です。1巻では“お金の誕生・役割・こわい問題”などを取り上げます。今まで真正面から取り上げることの少なかった、“子ども向けのお金の本”。お金に対する知識を身につけ、“生きる力”に繫げていこう!!
キミは日本のことを、ちゃんと知っているか!

キミは日本のことを、ちゃんと知っているか!

著/斉藤孝 PHP研究所 2005年

 生きていくうえで大切なことは何なのか。日本人であるなら、日本人らしく誇りを持つということはどういうことなのか。斉藤孝が常識ある人間であるための心構えを解りやすく解説します。読んだらきっと明日から、筋の通った輝く人間に成長できます。
Q&Aでわかる!これからの年金どうなるの?

Q&Aでわかる!これからの年金どうなるの?

文・監修/山元礼子 汐文社 2005年

 今の日本では20歳になれば、誰もが『年金』を納めることになります。これから、子どもの数が減ってお年寄りが増えていくと、納める金額は増え、もらえる金額は減るかもしれません。年金とはどういうものか、大人にとっても難しい、そのしくみや、将来どうなっていうかという予測を、QアンドA形式で小中学生向けにわかりやすく解説します。
国会議事堂大図鑑

国会議事堂大図鑑

編集・発行/PHP研究所 2005年

 「国会って毎日開かれているの?」「議事堂の高さは何メートル?」大きなイラストと写真、図解で国会議事堂の姿が見えてきます。建物案内からその歴史、また、国会の運営方法や、そこで働く人の仕事や役割を通して、私たちの生活と国会がどんなふうに関わっているのかを詳しく解説しています。巻末の索引も使いやすい。これを読めば日本の政治のしくみがわかる!一冊です。
子どもによる子どものための「子どもの権利条約」

子どもによる子どものための「子どもの権利条約」

著/小口尚子 小学館 1995年

 さまざまな状況におかれた子どもたち。子どもたちには、社会の一員として、個人として、『守られ』、『生きる』権利があります。この本は、子どもの視点で純粋にとらえられた「子どもの権利条約」が、切実に語られています。それは彼らの叫びにも似ています。この条約が全部守られ実行されたなら、明るい社会、素敵な心が取り戻せるのではないでしょうか。大人にもぜひ読んでほしい一冊です。
コンビニ弁当16万キロの旅

コンビニ弁当16万キロの旅

監修/千葉保 文/コンビニ弁当探偵団 絵/高橋由為子 太朗次郎社エディタス 2005年

 「24時間休みなく開いているコンビニは、とても便利。でもその便利さの裏側には、苦労があるのです。本書では、コンビニ弁当にかくされたヒミツをわかりやすく紹介。食材の輸送や、お弁当工場の一日を紹介するなど、普段は見ることのできないコンビニのあれこれがわかります。さらにコンビニ弁当を食べることで起きる問題も解説。親子で一緒に読んでほしい本です。
11の約束 -えほん教育基本法-

11の約束 -えほん教育基本法-

著/伊藤三好・池田香代子 ほるぷ出版 2005年

 条文ですが、『いつでも、どこでも、だれでも差別なく教育を受ける権利があり、そのために社会全体が支え協力していくことが大事』と決められています。教育って何?と思う子どもにも、真剣に教育を考える大人にも読んでほしい、優しい言葉で書かれた絵本です。
12歳からの被災者学 -阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵-

12歳からの被災者学
-阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵-

監修/土岐憲三・河田惠昭・林春男 編著/メモリアル・コンファレンス・イン神戸 NHK出版 2005年

 世界の地震の1/10が日本で起きているという事実。もし、自分が災害の被災者になってしまったら、どのように対処したら良いのか・・・。地震に備えての防災の心得から、被災者の心のケアを含めた対処の方法まで、各界の専門家による78の知恵には、命を守る方策がいっぱいつまっています。
12歳からのマナー集

12歳からのマナー集

著/多湖輝 新講社 2004年

 この本は、インターネット、メールやケータイ、トラブルを避ける「心の準備」・・・など、対人関係のマナー(みんなが気持ちよく暮らすための決まりごと)を多様な状況に合わせて、とてもわかりやすく解説しています。実際の学校生活や家庭生活、社会生活において、みんなが気持ちよく、好ましく思うマナーがいっぱいつまった一冊です。
小学生の大疑問100

小学生の大疑問100

編/こどもニュースプロジェクト 講談社 1996年

 “今までにはなかった子ども向けニュース番組”を、内容そのまま、更にイラストと図解付きで書籍化しました。世の中で起こった事件・事故・世界の動きや環境問題、政治の疑問や、『おならをするのは人間だけ?』などの素朴な疑問まで、子どもたちを取り巻く世界の不思議をQ&A形式でわかりやすく解説しています。おとなが読んでもタメになる一冊!
12歳からの被災者学 -阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵-

税金の絵事典
-知っておきたい大切なこと-

編/PHP研究所 PHP研究所 2005年

 私たちの毎日の買い物には消費税がかかります。家にある車にも、車に入れるガソリンにも、税金がかかります。公立の学校や病院、道路などにも税金が使われています。私たちの暮らしに深く関わる税金について、しくみや種類、使われ方など、1項目ずつ見開きでわかりやすく解説した一冊。暮らしのしくみを、税金の面からも考えて見ましょう。
12歳からの被災者学 -阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵-

「和」の行事えほん

作/高野紀子 あすなろ出版 2006年

 ひな祭りの由来は女の子の、端午の節句は男の子の、幸せを願い祝う行事です。一つ一つの飾りや食べ物には意味があり、今のような美しい人形などが飾られるのは、祭りが行われるようになって大分後になってからのことです。近頃は、行事の意味や由来を知っている人が少なくなりました。日本人の四季を大切にした「和」の心を、かわいい主人公と一緒に感じてみませんか。
12歳からの被災者学 -阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵-

学ぼう!社会保障
小学校高学年からの社会保障読本

編・著/子ども社会保障研究会 ぎょうせい 2004年

 医療について・年金について・福祉について・・・など。この本は、社会保障に関わるいろいろな話題や疑問を、一問一答形式で分かりやすく説明しています。社会保障についての知識が身につくと、現在の日本が抱える課題も見えてきます。親子で読んでほしい一冊です。
河原の石ころ図鑑

河原の石ころ図鑑

著/渡辺一夫 ポプラ社 2002年

 川には、たくさんの不思議がいっぱい。生物はもちろんだが、河原の石ことはかぎりなく子どもの好奇心をかきたてます。そんなこどもたちのさまざまなぎもんをちほうべつ、川別に石ころを紹介する画期的なコンパクト図鑑。親切に丁寧に分かりやすく石ころの特色を伝えてくれるこの本は調べ学習はもちろん、自由研究の観察にも最適の一冊です。
キッズ・エコ -EOLキッズ-

キッズ・エコ -EOLキッズ-

監修/ケビン・ショート イラスト/おいかわけんじ 文/青木一夫・黒須一彦 ソニーマガジンズ 2005年

 「水道水を名水にしてみる」「木と草どこがちがう?」「2000年以上生きる世界最大の生き物とは?」など短い文章の中に自然と仲良くなるヒントがたくさん紹介されています。自分のすぐそばにある自然や、出かけて行ってふれ合える自然と友達になることで、、この地球で生きる自分達で、環境問題やエコロジーについて楽しく考えるきっかけになる本です。
自然図鑑

自然図鑑

文/さとうち藍 絵/松岡達英 福音館書店 1986年

 外に出よう!様々な生き物に触れ、観察しよう!世界は私たちだけのものでなく、人間も含めた全ての生き物が共存している場だということを、その空気に触れ、五感で感じることで、改めて知ることができるはず。草木や動物たちの生態やその観察方法まで、自然の中に帰る方法を教えてくれるのに最適なガイドブック。リアルで繊細なイラストは、思わず外に持ち出して本物と比べたくなります!
震度7 -新潟県中越地震を忘れない-

震度7 -新潟県中越地震を忘れない-

作/松岡達英 ポプラ社 2005年

 2004年10月23日17時56分、自然豊かな川口町は観測史上初の震度7の地震に揺さぶられた。地震は、いのち、家、思い出、おだやかな日々・・・たくさんのものをうばっていった・・・。しかし、人間の強さとあたたかさ、決して消えないきずなをも教えてくれた。新潟中越地震で被災した著者が語る地震体験。防災について考えさせられる一冊です。
ツバル ~海抜1メートルの島国、その自然と暮らし~

ツバル
~海抜1メートルの島国、その自然と暮らし~

文・写真/遠藤秀一 国土社 2004年

 『ツバル』という国を知っていますか。ツバルは南太平洋にある9島から成る美しい島国です。豊な自然に支えられた自給自足の生活が、温暖化の影響で、100年後には、海中に沈んでしまうと言われています。「知らなかった」では、すまされない環境問題をツバルの自然や人々の暮らしを通して考えます。
ブナの森は緑のダム

ブナの森は緑のダム

文・写真/太田威 あかね書房 1995年

 水は、生き物のいのちの源。それを蓄えるブナの森を人々は遠い昔から“緑のダム、天然の水がめ”と語り伝え大切にしてきました。しかし、現在ではヒノキなどの植林や道路建設のため、ブナの森は危機的状況に・・・。緑のダムの破壊は様々自然災害へと繋がってしまうのです。美しいブナの森の春夏秋冬や、その営みの様子も写真や図解で紹介しながら、かけがえのない森の大切さを訴えます。
森はだれがつくったのだろう

森はだれがつくったのだろう

文/ウィリアム・ジャスパソン 訳/河合雅雄 童話屋 1992年

 森はいきなりできたのでしょうか?長い年月をかけて森が作られていく過程が、モノクロの繊細な絵で語られています。森と動物との関わりをのぞいてみてください。
雄太昆虫記

雄太昆虫記

作/中川雄太 くもん出版 2002年

  白馬村の雄太君が小学校4年生から6年生にかけて、家のまわりの3種類のアシナガバチを観察し続けました。女王バチの懸命な子育てや激しいなわばり争いなどの様子が、小学生らしい素直な文章と正確なスケッチ、写真などで記録されています。驚きの発見や苦い失敗などもたくさんあり、とても感動的な観察日記です。
あなたが世界を変える日

あなたが世界を変える日

著/セヴァン・カリス=スズキ 編・訳/ナマケモノ倶楽部 学陽書房 2003年

 12歳の少女の勇敢なスピーチが一冊の本になりました。ブラジルのリオ・デジャネイロで開かれた国連地球環境サミットで自身の考えを堂々と語る少女に読者は感嘆します。「地球を守りたい。」世界に向かって純粋に訴える少女の言葉の説得力に返す言葉を失ってしまいます。親子で考え語り合うのにぴったりな内容の、おすすめの一冊です。
いま地球がたいへん!

いま地球がたいへん!

編/国立環境研究所 丸善 2005年

 環境問題のことで疑問を持ったら、まずこの一冊をどうぞ。この本は国立環境研究所の環境問題に関する子供向けWebサイトを書籍化したものです。温暖化、絶滅生物、ゴミ、化学物質など、内容別60の疑問にQ&A形式で回答。コラムとして紹介されている同所の研究最前線も興味深く読めます。“地球はどうなっているんだろう、どうなっちゃうんだろう”そんな不安に簡潔な文章で答えます。
 
宇宙図鑑

宇宙図鑑

文・写真/藤井旭 ポプラ社 2006年

 「宇宙って、どうなっているんだろう。」星空をながめていると色々な疑問が浮かんで来ることがあります。この本は『最新の宇宙像』を、豊富なカラーイラストや写真を交え、身近な太陽系から宇宙の果てまでのさまざまな話題を通して、わかりやすく紹介しています。。親子で楽しめる、目で見る天文入門書です。
宇宙探検すばる望遠鏡

宇宙探検すばる望遠鏡

文/林左絵子 監修/海部宣男 新日本出版社 2005年

 主鏡の直径が8mもある世界最大の反射望遠鏡『すばる』は、国立天文台がハワイ島のマウナケア山頂に建てた天体観測所にあります。巨大な鏡を造り、それを備えつける建物を建てたり、完成まで9年もかかりました・第1章では『すばる』がとらえた宇宙の神秘な姿を、第2章では観測所建設に関わった多くの人々の奮闘ぶりを紹介します。
宙の名前

宙の名前

文・写真/林完治 角川書店 1999年

 夜空を見上げていますか?今日、星は見えますか?君の見つめるその先は、果てない宇宙へと繋がっています。なんだか不思議ですね。春夏秋冬の星座や月の形、それに夜の色。その不思議と美しさの情景に、古来から人々は“名前”をつけてきました。この本ではその名と解説を、美しい写真と共に紹介しています。一般書ですが、読みがなもついてわかりやすい内容です。。一風変わった星空案内記。
大望遠鏡「すばる」誕生物語

大望遠鏡「すばる」誕生物語

著/小平桂一 金の星社 1999年

 いつの時代も人々は星空を見上げてきました。それは遥かなる宇宙へのあこがれでもあるかのように。闇で輝く無数の惑星は大望遠鏡「すばる」の誕生により、今、その不可思議が徐々に解明されていきます。20年の歳月をかけた国際プロジェクトの推進と大望遠鏡「すばる」の誕生物語。ページをめくると何億光年宇宙の旅への道案内が始まります。
なるほど宇宙

なるほど宇宙

監修/宇宙環境利用推進センター 朝日新聞社 2002年

 星の一生や、惑星カタログ、宇宙飛行士の仕事、火星への旅まで、宇宙にまつわるさまざまな不思議をオールカラーで説明してあります。写真や図が多いので、理科の勉強が苦手な人でも気軽に読める一冊です。
星と月のコレクション

星と月のコレクション

作/大木完次 フレーベル館 2004年

 夜空に目を向けてみよう。夕暮れのあかね色から青、もっと濃い色へと変わって行く空。美しい星、三日月や満月、夜明けの空、すいこまれるような美しい写真と、ていねいな説明が書かれています。月や星たちはたくさんの夢やお話を私たちに語ってくれます。大好きな星を見つけて自分だけのコレクションを集めてみませんか?
いろいろたまご図鑑

いろいろたまご図鑑

編集/井澤みよこ ポプラ社 2005年

 さまざまなたまごの不思議がいっぱい。虫や鳥、川や海の中、子どもたちが普段見慣れている生き物でも卵となると未知の世界です。「えー、これが!」と驚くたまごの形、大きさには眼を見張るものばかり。生命の誕生に興奮と興味がかきたてられます。約180種類の生き物たちのたまごがずらりと並ぶこの図鑑は、「河原の石こと図鑑」と同シリーズの一冊。たくさんのことに興味を持って調べる子どもたちに最適の本です。
北の動物園できいた12のお話 -旭山動物園物語-

北の動物園できいた12のお話
-旭山動物園物語-

著/浜なつ子 絵/あべ弘士 角川学芸出版 2005年

 北海道の「旭山動物園」で本当にあった12のおはなしの本です。動物たちのことを真剣に考えて、世話を続ける飼育係の人たちの温かい気持ちが読むうちに伝わってきます。日本では初めてアムールヒョウの赤ちゃんが生まれるまでの話や、ペンギンたちが動物園の中を散歩する理由もおどろきで、なるほどと感心しますよ。。動物園をもっと好きになる本です。
クマは『クマッ』となく?

クマは『クマッ』となく?!

著/熊谷さとし 偕成社 2005年

 「ゾウはなぜ首が短い」 「トラのもようは縦じまか横じまか」など画家でフィールドワーカーの作者が、実際に現地で見たり聞いたりした、とびっきりおもしろい動物の話が紹介されています。
世界絶滅危機動物

世界絶滅危機動物

学研 2002年

 国際自然保護連合の2000年版のレッドリストと、日本の環境省の「絶滅の恐れのある日本の野生動物」に載っているものの中で、特に絶滅する危険の高い動物・爬虫類・魚類などが1000種類以上のものがこの本の中で紹介されています。君たちが大人になった時にも、トラもツルもクジラも同じ地球に生きていてくれることを願ってやみません。
素数ゼミの謎

素数ゼミの謎

著/吉村仁 絵/石森愛彦 文藝春秋 2005年

 13年あるいは17年おきに何億匹も大量発生する、アメリカの不思議なセミ。17・13という「素数」にかくされた謎とは?数週間だけすごい声で鳴き交わして死んでゆく、奇妙なセミ。どうしてそんなに長い時間をかけて成虫になるのか?日本人の科学者が初めて解いた、へんてこな「素数ゼミ」の秘密。
鳥の巣研究ノート -PART1&PART2-

鳥の巣研究ノート
-PART1&PART2-

文・絵/鈴木まもる あすなろ書房 2004年

 鳥の巣は、住んでいる場所や、種類によってさまざまです。PART1では、卵と鳥の巣の関係や鳥インフルエンザを、PART2では、世界一大きい巣と小さい巣など、知られざる鳥の巣の不思議を、イラスト入りで紹介しています。作者『鳥の巣を知ることは、小さな命を知ること。そして大きな地球を知ること』と、言っています。楽しい鳥の巣研究の本です。