子供に読ませたい本 ~読書のすすめ~

2.3歳児おすすめ本
本を選んだ基準
  1. 絵と話に温かみがある
  2. 空想性豊かなもの
  3. 起承転結がある
  4. ストーリがわかりやすい
  5. 現時点で購入可能
3歳から4歳の小人

はじめに


 3歳、4歳になった子どもたちは、おもちゃがわりに手にふれていた絵本を、いつしかお父さんやお母さんの膝でじっくりと聞くことができる年齢になりました。絵本を読んでくれる大人のことばで、イメージをふくらませ、絵本の世界にひたることができます。そして想像の世界もどんどんひろがっていきます。そんなお子さまのために、子たちが楽しんで、喜べる絵本童話を選びました。新しい本や長い年月の間に読みつがれた素晴らしい絵本の中から、これならと自身をもってすすめたい絵本童話ばかりです。
 成長していくお子さまのために、素敵案絵本と出会わせてあげてください。

  • 広がるそうぞう
  • まなんでそだつ
  • たのしい絵本
  • いろんな童話
  • 絵本でおぼえる
おおきな おおきなおいも

おおきな おおきなおいも

作・絵/赤羽末吉 福音館書店 1972年

 いもほり遠足が雨で延期。子どもたちはつまんない。でも、先生がさつまいもは土の中で、1日ごとに大きくなっていると言われ、紙をつないで大きなおいもの絵を描いていく。のびのびと広がっていく、子どもたちの空想が楽しく、子どものエネルギーが伝わってくる。
そらまめくんのベッド

そらまめくんのベッド

作・絵/なかやみわ 福音館書店 1999年

 そらまめくんの宝物それはふわふわくものようにやわらかいベッド。えだまめくん、ピーナッツくん、グリーンピース兄弟、さやえんどうさんや、みんながそらまめくんのベッドで眠ってみたいといいます。でもそらまめくんはベッドをみんなに使わせようとしません。ある日、そらまめくんのベッドがなくなってしまいます・・・。そらまめくんがかわいそうになりみんがベッドを貸してあげますが、そらまめくんにはあいません。そしてそらまめくんのベットが見つかりますが、なんとその上には・・・!。
タンタンのずぼん

タンタンのずぼん

作・絵/いわむらかずお 偕成社 1981年

 おばあさんが作ってくれたタンタンのずぼんは、タンタンが大きくなってもはけるようにと、「ダブダブ」だけどタンタンはこのずぼんが大好き。だって、いろいろなことができるから・・・。タンタンの絵本は、この他に「タンタンのはんかち」「タンタンのぼうし」「タンタンのしろくまくん」あります。
エンとケラとプン

エンとケラとプン

作・絵/いわむらかずお あかね書房 1982年

 幼い子の心の動きをエンとケラとプンにたとえた楽しいお話し。ひろしくんは、お母さんとやいたクッキーを友だちの家へ届けます。途中転んだり、犬にほえられたり、大きな子にいじめられたりしながらやっと着きます。その間、エンとケラとプンが顔をのぞかせます。
そらいろのたね

そらいろのたね

作/なかがわりえこ 絵/おおむらゆりこ 福音館書店 1964年

 ゆうじは、ひこうきで遊んでいた。そこへキツネがやってきて、そらいろのタネと取り替えてほしいとたのんできました。ゆうじは、ひこうきとそらいろのタネをこうかんしてあげます。さっそくタネをうえると・・・。芽を出したのは、なんとそらいろのお家でした・・・。
わたしのワンピース

わたしのワンピース

作・絵/にしまきかやこ こぐま社 1969年

 まっしろなきれが、空から落ちてきた。ワンピースを作って、さんぽに行こう。
お花畑に行くと、花もようのワンピースに・・・。雨がふってくると、ワンピースは水玉もようにへんしんします。ワンピースもようが次々に変わり楽しいお話しです。
はじめてのおつかい

はじめてのおつかい

作/筒井頼子 絵/林明子 福音館書店 1977年

 5歳のみいちゃんは、ママからおつかいをたのまれました。「あかちゃんの ぎゅうにゅうが ほしいんだけど、ママちょっといそがしいの。ひとりでかってこられる?」一人で出かけたことがまだないみいちゃんはのはじめてのおつかい。不安と緊張が伝わってきます。だれもが一度はけいけんするはじめてのおつかを優しい絵で描いた1冊です。
しょうぼうじどうしゃ じぷた

しょうぼうじどうしゃ じぷた

作/渡辺茂男 絵/山本忠敬 福音館書店 1979年

 はしごしゃの”のっぽくん”、こうあつしゃの”ぱんぷくん”きゅきゅしゃの”いちもんくさん”みんな火事になるといつも大活躍。ジープをかいりょうした、ちびっこの”じぷた”は大きな”ぱんぷくん”たちをうらやましく思っていました。ある時、山小屋が火事になり、”じぶた”が大活躍!山火事をくい止め大きく新聞にのり人気者に・・・。
かばくん

かばくん

作/岸田衿子 絵/中谷千代子 福音館書店 1962年

 動物園のかばのお話し。
動物のことばがわかったら、きっとこんな風にはなしをしているのかもしれないな~。かばさんの、ほのぼのした心温まるお話しです。
とこちゃんはどこ

とこちゃんはどこ

作/松岡亨子 絵/加古里子 福音館書店 1970年

 とこちゃんは、目をはなすとすぐとことこかけだして、どこかへ行ってしまいます。市場で、動物園でひとごみにまぎれてしまい・・・。かいすいよく、お祭りと、見開きいっぱに描かれたおおぜいの人の中から、赤い帽子で青いズボンのとこちゃんをさがしだしてね。親子で一緒に楽しめる1冊です。
とりかえっこ

とりかえっこ

作/さとうわきこ 絵/二俣英五郎 ポプラ社 1979年

 あそびにでかけたひよこは、出会う動物たちと鳴き声を交換していきます。とりかえっこした後の、まわりの動物たちのびっくりした表情が楽しいく想像力をしげきします。鳴き声を出しんがら読んでると楽しくなってきます。
だってだってのおばあさん

だってだってのおばあさん

作・絵/さのようこ フレーベル館 1985年

 98歳のおばあさんと元気な一匹のねこ。今日は、おばあさんの99歳の誕生日。99本のローソクをたのまれたねこ。でも、帰るとちゅうで落としてしまいました。家に持って帰れたのは5本だけです。今日は、5本のローソクのケーキで5歳のバースデーをおいわい5歳に大変身したおばあちゃんはねこと・・・。
ねずみくんのチョッキ

ねずみくんのチョッキ

作/なかえよしを 絵/上野紀子 里子 ポプラ社 1974年

 かあさんが、あんでくれた赤いチョッキを見せたら、いろいろな動物が、そのチョッキを着てみます。そして、その結果赤いチョッキはなんとぶかぶかに・・・。お母さんからもらったモノを大切に想う気持ちになれる1冊です。
ルルちゃんのくつした

ルルちゃんのくつした

作・絵/せなけいこ 福音館書店 1972年

 ルルちゃんは、自分のくつしたをなくしてしまいます。おひるねの時ぬいだまま、どこにおいたのかおぼえていません。みんなに聞いてもわからない・・・。くつしたがどうしているんか、想像します。そして、ルルちゃんはくつしたに、あやまり反省します。大切ななにかを優しく教えてくれる本です。
しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき

作・絵/わかやまけん こぐま社 1972年

 しろくまちゃんが、おかあさんと一緒にホットケーキを作ります。「ぽたあん、どろどろ、ぴちぴち」言葉のリズムが子どもの心を引きつけます。楽しく遊びなら言葉とリズムをおぼえられるロングセラーの1冊です。く
だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん

作・絵/加古里子 福音館書店 1967年

 ”てんぐちゃん”とあそんでいた”てんぐちゃん”が”てんぐちゃん”が持っているウチワがほしくなります。”だるまちゃん”は、うちに帰って「ウチワがほしいよう」と言います。そして、すてきなウチワを見つけると、こんどは”てんぐちゃん”のぼうしが気になります・・・またうちに帰って”てんぐちゃん”の持っているものをせがみます・・・。
だるまちゃんとかみなりちゃん

だるまちゃんとかみなりちゃん

作・絵/加古里子 福音館書店 1968年

 人気の”だるまちゃん”シリーズの2作目です。だるまちゃんは、こんどはかみなりちゃんと友だちになり、かみなりの国にしょうたいされます。コミカルな絵で描かれるかみなりの国の楽しさは”だるまちゃん”と一緒にわくわくしちゃいます。
おでかけのまえに

おでかけのまえに

作/筒井頼子 絵/林明子 福音館書店 1981年

 きょうは、ピクニックに行く日。とても楽しみにしていた主人公のあやこは、はやくでかけたくてたまりません。そこで、いそがしそうにしているお母さんとお父さんのお手伝いをして、はやくでかけようとするのですが・・・。ピクニックに出かけるまでの家族のようすが描かれた作品です。
バムとケロのおかいもの

バムとケロのおかいもの

作・絵/島田ゆか 文溪堂 1999年

 月に一度のお買い物の日。友だちのあひるの”かいちゃん”といっしょにお買い物。たくさんのお店あるにぎやかな市場でお買い物。ケロちゃんたちは、どんなお買い物をするのでしょう?
あさえといもうと

あさえといもうと

作/筒井頼子 絵/林明子 福音館書店 1979年

 おかあさんがぎんこうへ行っているあいだ、あさえは妹のあやちゃんとお留守番。けどど、あさえがちょっと目をはなした間に、あやちゃんはいなくなってしまいました・・・。いそいであやちゃんをさがさなくっちゃ。
とんことり

とんことり

作/林明子 画/林明子 福音館書店 1986年

 かなえは山のみえる町へひっこしてきました。荷物のせいりをしていると、「とんことり」。かなえがとんでいくと”ゆうびんうけ”の下にスミレの花束が落ちていました。
次の日には、タンポポ。その次の日には、大きな字で書かれた、たった三行だけの手紙・・・。いったい誰から送られてたのでしょうか?
こんとあき

こんとあき

作・絵/林明子 福音館書店 1989年

 ”こん”と”あき”はとても仲良しです。こんは、あきが赤ちゃんときから一緒にあそんでいるキツネのぬいぐるみです。あきが少し大きくなったある日、こんのうでがほころびてしまいました。2人はとなり町のおばあちゃんになおしてもらうことにしました。こうして2人の旅がはじまりまりました。
あきとこんの会話や表情からとてもほほえましく、温かいもんが伝わってきます。
フンガくん

フンガくん

作・絵/国松エリカ 小学館 1996年

 きかんぼうのフンガくん。友だちのあたらしい自転車がほしくて、「買って。買って。」と大騒ぎ。叫んでいるうちに・・・おれれ?お母さんがいません。さがしていると・・・。
フンガくんとお母さんのあったたかい日常の風景を描いた4話です。
フンガくん

三びきのやぎのがらがらどん

絵/マーシャブラウン 訳/瀬田貞二 福音館書店 1965年

 「がらがらどん」という名前の三匹のやぎが、山の中の谷川にかかる橋を渡ろうとしていますが、橋の下にはきみの悪いトロルがすんでいました。三匹は知恵をはたらかせますが、さて、どんなふううにするのでしょうか?一緒に考えな読める学べる本です。
どろんこハリー

どろんこハリー

作/ジーンシオン 絵/マーガレット・ブロイ・グレアム 訳/渡辺茂男 福音館書店 1964年

 ハリーは黒いぶちのある白い犬。何でも好きだけれどおふろは大きらい。そこでハリーはにげだそてしまいます。外でいろいろ遊んだハリーはどろだらけ。とてもハリーには見えません。白いぶちのある黒い犬になってしましました。ハリーは、何とか家の人に自分のことをわかってもらおうとするのですが・・・。
はなをくんくん

はなをくんくん

作/ルース・クラウス 絵/マーク・サイモント 訳/木島始 1967年

 ながい、ながーい冬。くまも、のねずみも、かたつむりも、りすも、やまねずみも、かすかな春を見つけます。そう、もうすぐ春が近づいているのです。冬の静けさの中にも、春のおとずれの喜びが、絵やことばから伝わってくる素晴らしい絵本です。
ぎょうれつぎょうれつ

ぎょうれつぎょうれつ

作・絵/マリサビーナ・ルッソ 福音館書店 1994年

 「ごはんですよ」とお母さんがよんでもサムはちょっとまってとなかなかこない。つみ木を並べおもちゃを一つずつ並べてぎょうれつを作り、お母さんの台所までいろいろな物を並べて、最後は自分の体をつないでやっとお母さんの所にとどきます。並べていく楽しさを読者も一緒に楽しめます。
うんちしたのはだれよ

うんちしたのはだれよ

作/ヴぇルナー・ホルツヴァルト 絵/ヴォルフ・エールブルック 偕成社 1993年

 土から顔を出したもぐらの頭の上に、突然うんちが・・・。おこったもぐらは、「うんちしたのはだれよ」と旅に出かけます。いろいろな動物がでてきて楽しい絵本です。
パパ、お月さまとって

パパ、お月さまとって

作/エリック・カール 訳/もりひさし 偕成社 1986年

 ある晩、少女モニカが夜空に浮かぶお月さまに魅せられ、パパに「お月さまとって!」とたのみます。パパは長いハシゴを使ってお月さまをとってきます。長いハシゴや大きな月がしかけになっていて、それが本の中か広い空間へと想像をかきたてます。子どもたちの小さな心の中にどのような情景がうかぶのでしょか?
はらぺこあおむし

はらぺこあおむし

作/エリック・カール 訳/もりひさし 偕成社 1976年

 小さな卵から生まれたあおむしは、おなかがペコペコ。一週間、お菓子や果物を食べ続け、とうとうおなかが痛くなってしまいました。そして、葉っぱを食べて元気になったあおむしは、やがてさながになり、びkっくりするほどきれいなちょうちょになりました。多くの子どもたちに喜ばれる一冊です。
あおくんときいろちゃん

あおくんときいろちゃん

作/レオ・レオに 訳/藤田圭雄 至光社 1979年

 あおくんときいろちゃんはとても仲良しです。ある日、あおくんは、きいろちゃんとあそびたくて、きいろちゃんのおうちにいきますが、だれもいません。さがしているうちにきいろちゃんにあうことができ、二人は公園で楽しくあそびまっす。けれど、いえに帰るとおとうさんとおかあさんは・・・。ちぎり絵で表現されているあおくんときいろちゃんですが、子どもの心に自然にうけ入れられる素敵な一冊です。
しずかなおはなし

しずかなおはなし

作/サムイル・マルシャーク 絵/ウラジミル・レーベデフ 福音館書店 1963年

 「ちいさなこえでよむおはなし。・・・」ではじまるこの本。はりねずみの親子がさんぽのとちゅう、おおかみに会い、体をまるめておおかみから身を守り、行ってしまうのをまったという話しです。おおかみに会ってドキドキしてしまうのに、それでも「しずかなおはなし」のタイトルは大きな声でないたりしない、はりねずみの大自然の中でたくましい生き方が感じられて、好感がもてます。
おかあさんといっしょに

おかあさんといっしょに

作・絵/クリストファー・ガンソン 徳間書店 1997年

 野原の動物たちはお母さんといっしょ。ねこの子どもも、ひつじの子どもも、カエルの子どもも、ぶたの子どもも、きつねの子どもも、お母さんと一緒で楽しそう!明るくみずみずしい色彩で、広々とした野原と、そこでたわむれる十種類の動物の親子を描きます。声に出して読みながら、動物の親子になったつもりで遊べる本です。
まっくろネリノ

まっくろネリノ

作・絵/ヘルガ・ガルラー 偕成社 1973年

 ネリノは黒色の小鳥です。四人の兄さんたちは赤色、紫色、黄色、緑色でとてもきれいです。兄さんたちは、ネリノが真っ黒なので、ちっとも遊んでくれません。ネリノはいつも一人ぼっちです。ところがある日、兄さんたちはあまりにもきれいなので人間につかまって、鳥かごへ入れられてしまいました。兄さんたちを助けだしたネリノ。それからはいつも兄弟仲良く一緒です。
てぶくろ ウクライナ民話

てぶくろ ウクライナ民話

絵/エウゲーニー・M・ラチョフ 訳/うちだりさこ 福音館書店 1995年

 小犬を連れたおじいさんが、雪ふかい森の中で片方のてぶくろを落としてしまった。そのてぶくろに食いしんぼネズミ、灰色オオカミ、びょんびょんカエル、はや足ウサギ、おしゃれキツネ、きばもちイノシシ、それにのそっりクマと次々に入ってきて住みつき、小さなてぶくろは、はちきれそうです。そこへてぶくろをさがしに来たおじいさんと小犬の声で動物たちはびくり!森のあちこちへ逃げていきました・・。
どうながのプレッツェル

どうながのプレッツェル

文・絵/マーグレっト 福音館書店 1978年

 5月のある朝、5月のダックスフントの小犬が生まれ、そのうちの1匹、プレッツェルは大きくなるにつれて胴がどんどん伸びてきました。すっかり大きくなったプレッツェルは、とうとう世界一の胴長のダックスフントになり、ドックショーで優勝します。みんなはほめてくれるのですが、大好きなグレタだけは知らん顔。
もりのなか

もりのなか

作・絵/マリー・ホール・エェツ 福音館書店 1963年

 ぼくが森の中をさんぽしていると、らいおん、ぞう、くま・・・、それぞれの動物が、それまでしていたことをやめさんぽについてきます。にぎやかに進んでいくと、ピクニックのあとがありました。楽しくおやつの時間をすごし、おにごっこをしてあそんでいるうちに、動物たちが消えてしまいます。迎えに来たおとうさんの肩車で、次の続きを約束して帰ります。疑似体験の中でたっぷり楽しめる本です。
かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところ

作・絵/モーリス・センダック 冨山房 1975年

 あるばん、おおかみのぬいぐるみをきたマックスは、おおあばれ!お母さんはおこって、マックスを夕ごはんぬきで、寝室にほうりこまれてしまいました。すると、寝室の木がはえだして、すっかり森の中。それから船にゆられて、ついたところは、、”かいじゅう”たちのいるところでした。そこでマックスは、かいじゅうならしの”まほう”をつかって王さまになります。
ティッチ

ティッチ

作・絵/パット・ハッチンス 福音館書店 1975年

 ティッチは三人兄弟の一番下の男の子。お兄さんやお姉さんは、自転車にしても、楽器にしても、ティッチよりも大きなものを持っているので、ティッチはちょっとふまん顔!でもティッチだって小さくても大切なものを持っています。ティッチの表情にとても変化があっておもしろいです。
きみなんかだいきらいさ

きみなんかだいきらいさ

作/ジャニス・メイ・ユードリー 絵/モーリス・センダック 冨山房 1975年

 ジェームスとぼくは、いつもなかよしだったよ。でも、今日はちがう。ジェームスなんかだいきらいさ!ジェームスのうちへいって、はっきり言ってやるんだ!でもほんとうは・・・。
すてきな三にんぐみ

すてきな三にんぐみ

作・絵/トミー・アンゲラー 偕成社 1992年

 あつところに三にんのどろぼうがいました。黒ずくめのかっこうで、夜ごと馬車をおそうのです。ねらった”えもの”は絶対のがさない・・・。とってもおをろしいどろぼうたち。ある夜、三にんぐみはいつものように馬車をおそった。しかし乗っていたのは、みなしごの少女ただ一人だけ・・・。最後まで読むととても素敵なおはなしです。
ピーターのいす

ピーターのいす

作・絵/E・ジャック・キーツ 偕成社 1969年

 ピーターの家に赤ちゃんが生まれ、今まで自分の物だったゆりかごや食堂のイス、ベットが赤ちゃんの物になってしまいました。ピーターは小さい頃すわったイスをもちだし「家出しよう」と外にでてから座ろうとしますが、今のピーターには入りません。ピーターはイスを赤ちゃんにためにぬりかえてあげて・・・。たんたんとした文章だけれど、とても心にひびく作品です。
おやすみなさいのほん

おやすみなさいのほん

作・絵/マーガレット・ワイズ・ブラウン 福音館書店 1962年

 夜ねる前に、心しずかによんであげたい一冊です。小さな子にとっても、自分だけでなく、小鳥や魚、自動車や船さえも夜になると休むのだということをしるでしょう。みんな、一緒に生きている。神さまに見守られているんだという作者の温かいメッセージが感じられます。
あかいかさ

あかいかさ

作・絵/ロバート・ブラント ほるぷ出版 1975年

 晴れた日にかさをもって出かけた女の子。かさを持ってくるんじゃなかったと、こうかいしますが、雨雲が出てきたと思ったら、ポツポツと雨が降り出して、次々と動物たちが赤いかさの中へ入ってきます。どんどん動物たちがふえるにつれてかさも大きくなるが、おもしろく雨やどりしながら”がっしょう”する場面はほほえましです。雨がやんでまた動物たちが、かさの中から出ていくと、かさも小さくなっていきます。
うさこちゃんとうみ

うさこちゃんとうみ

作・絵/ディック・ブルーナー 福音館書店 1964年

 うさこちゃんは、お父さんのふわふわさんの引く車にのって海へ行きます。砂丘を上がったり下ったり、やっと海へつきます。うさこちゃんは、はじめて見る海がうれしくて、海岸に大きな砂山をつくったり、色や形がさまざまな貝をひろってあそびます。そのあと、お父さんと海に入って遊びます。
ぐりとぐら

ぐりとぐら

文/中川季枝子 絵/大村百合子 福音館書店 1963年

 野ねずみのぐりとぐらは、お料理することと食べることが大好きです。ある日、森にでかけた二人は、大きな卵をみつけました。家にもちけることができないので、森の中でカステラを作ることにきめました。さあ、森中においしいにおいがひろがり、動物たちがあつまってきます・・・。
長い間、子どもたちに親しまれているロングセラーの一冊です。
ぼくはおにいちゃん

ぼくはおにいちゃん

作/角野栄子 絵/いとうひろし 童心社 1992年

 ぼくは4さい。おとうとは0さい。ぼくは、おにいちゃんだから、おとうとにいろいろな遊びを教えてあげます。「ボールなげ」「じゃんけん」「おしくらまんじゅう」などたくさん。そしてぼくは、夜でてきた「おばけ」から、かわいいおとうとを守ろうとがんばります。同じシリーズで「ぼくのおとうと」もあります。
はけたよ はけたよ

はけたよ はけたよ

作/神沢利子 絵/西巻茅子 偕成社 1970年

 たつくんは、なかなかパンツをひとりではけません。何度やっても「どでん!」とひっくり返るばかりです。とうとう「ぱんつなんかかないや」といって外へかけだしてしまいました。そこで、犬、猫、ねずみたちに笑われます。ぶたたびパンツをはくことに挑戦したたつくんは、はけることができるのでしょうか?子どもが成長していく日常のひとこまです。
くろねこかあさん

くろねこかあさん

作/東君平 福音館書店 1990年

 くろねこかあさんから、しろねこ3匹とくろねこ3匹がうまれました。くろねこかあさんは子どもたちに、お乳をあげたり、いろいろなことを教えます。白と黒の色の対比や、切り絵が、やさしくしっとりとして、あたたかさが伝わってきます。
あっちゃんあがつく たべものあいうえお

あっちゃんあがつく たべものあいうえお

案/みね よう 作/さいとう リーブル 2001年

 絵がとってもかわいらしく、おなじみのおかしのパッケージやなつかしおかしも。出てくることばは、食べものばかり。ひらがなと一緒にたくさんの物の名前を覚えることができる一冊です。
ピン・ポン・バス

ピン・ポン・バス

作/竹下文子 絵/鈴木まもる 偕成社 1996年

 えきまえををしゅっぱつしたバスはいろんな”ていりゅうじょ”でピンポンといって止まります。少しいなか町ののどかなバスのたび。楽しいのりもの絵本です。!もりものが好きな子どもにはぴったり。よみならがたくさんの”ことば”がおぼえられます。
100かいだてのいえ

100かいだてのいえ

作/いわいとしお 偕成社 2008年

 100かいだての家の上にすむ”だれ”かから、あそびにきてね!とてがみをもらったトチくん。ちずを見ながら歩いていくと、高いたれものがあらわれました。上のほうはかすんでよく見えません。いろいろな動物がすむ100かいだての家をぼうけんします。
きんぎょがにげた

きんぎょがにげた

作・絵/五味 太郎 福音館書店 1982年

 「きんぎょがにげた」「どこににげた」”きんぎょばち”からにげだした金魚は、カーテンのもようの中にかくれたり花の中にかくれたり。子どもたちの大好きな絵さがしの絵本です。シンプルでカラフルな絵がかわいい一冊です。
おばけのバーバパパ

おばけのバーバパパ

作/アネット・チゾン タラス・テイラー 絵/アネット・チゾン タラス・テイラー 訳/山下 明生  偕成社 1972年

 すがたを何にでも”へんしん”できるおばけのバーバパパは火事場でだいかつやくして、町の人気者になります。かんじょうゆたかな優しいおばけバーバパパは世界各国で長い間愛されている絵本です。
よるくま

よるくま

作・絵/酒井 駒子 偕成社 1999年

 「ママ、あのね、きのうのよるね、かわいいこがきたんだよ」男の子がベッドでお母さんに話します。そのかわいい子とはくまの子”よるくま”です。よるくまは、自分のお母さんをさがしていました。。男の子は一緒にお母さんをさがてあげます。どこに行ったのかな?お買い物? こうえん?二人は夜の町をさまよいます・・・。
ラチとらいおん

ラチとらいおん

作・絵/マレーク・ベロニカ 訳/徳永 康元 福音館書店 1965年

 犬を見るとにげ出すし、くらいへやにはこわくて入ることができない気の弱い男の子ラチ。友だちからも仲間はずれにされてしまいます。ある日”ゆうかんな”ライオンと出会います。ライオンの力をかりて”ゆうかん”な子どもになっていくようすを描いた世界中の子どもたちに広く愛されている絵本です。
しーっ

しーっ

作・絵/たしろ ちさと フレーベル館 2012年

 「しーっ、しずかにしてくださーい」と、動物たちが言い合っています。なぜかっていうとね・・・。むむっている赤ちゃんを見まもる動物たちのまなざしがとても温かい優しさいっぱいのお話です。くりかえしを楽しむ「あかちゃんといっしょ0・1・2」シリーズの1冊。